彦根城博物館:令和3年度 彦根藩資料調査研究会 公開研究会「「側役日記」から見る殿様の姿 ―井伊直幸の初入国を中心に―」(令和4年3月21日(月・祝)午後1時~4時30分、彦根城博物館正面見所)※要申し込み
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●公式サイトはこちら
https://hikone-castle-museum.jp/news/11203.html
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
彦根城博物館では、令和3年度から5か年計画で、「殿様の日常生活」の解明を研究テーマとする彦根藩資料調査研究会を組織し、外部の日本史研究者と共同で、井伊家当主(殿様)の生活実態の全体像を明らかにするべく、国の補助金(文化芸術振興費補助金:文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光推進事業)を受けて研究を進めています。
本研究会が主たる分析対象としているのが「側役日記(そばやくにっき)」(彦根藩井伊家文書)と呼ばれる、殿様の側でその政務活動を補佐した側役(彦根藩士)が記した業務日誌です。この日誌は、御殿の政務空間における殿様の行動を具体的に伝える重要な史料です。当館に伝来する同史料は約70冊を数え、彦根城博物館古文書解読ボランティアの方による翻刻作業が行われてきました。これらの半数以上が井伊家10代当主直幸(なおひで)の時代に連続して作成されていることから、令和3年度の本研究会は、井伊直幸に焦点を当てることとし、とりわけ彼が藩主となって初めて国入りした際に作成された「側役日記」4冊の解読・分析を、研究会での発表や議論などを踏まえて進めているところです。
そこで、本年度末に開催する研究会を広く市民等も参加可能な公開研究会とし、「側役日記」の解読・分析を通じて明らかになった、初入国時における井伊直幸の行動や諸人との交流など、最新の研究成果や今後の研究の展望を紹介します。
■日 時 令和4年(2022年)3月21日(月・祝) 午後1時~4時30分
■発表内容・発表者
・「側役日記」と井伊家10代当主直幸」
北野智也(当館学芸員)
・殿様の初入国
三宅正浩氏(京都大学大学院文学研究科准教授)
・「側役日記」から見る藩主周辺の人間関係
有坂道子氏(京都橘大学教授)
・彦根井伊家と公家・三条家―婚姻関係と交流―
並木昌史氏(徳川美術館学芸部マネージャー(学芸員))
・質疑応答・全体討論
司会:渡辺恒一(当館学芸員)
※タイトルは変更になる場合があります
■会 場 彦根城博物館正面見所
■定 員 60名(事前申込制、応募多数の場合は抽選)
■受 講 料 500円(展示の観覧には別途観覧料が必要です)