高月観音の里歴史民俗資料館:特別陳列「雨森芳洲の漢詩と和歌」(令和4年1月26日(水)〜3月14日(月))

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.city.nagahama.lg.jp/section/takatsukirekimin/event/index.html#kanshi
--------------------
※詳細は上記サイトをご確認ください。


 江戸時代中期に対馬藩に仕えた長浜市出身の儒学者・雨森芳洲(1668~1755)は、卓越した外交思想を実践した外交家であり、優れた教育者・言語学者としても知られています。その関係資料は、平成29年(2017)、「朝鮮通信使に関する記録」として、ユネスコ「世界の記憶」にも登録されました。
 芳洲は9歳の時の漢詩をはじめ、生涯にわたって詩作に励み、朝鮮や日本の文人らと詩文の交流を行いました。また、晩年81歳の頃から和歌を学び始め、『古今和歌集』千遍読みと、和歌1万首の詠草を成し遂げました。
 この特別陳列では、雨森芳洲関係資料(重要文化財・芳洲会所有)の中から、芳洲の「漢詩と和歌」に焦点をあて、書軸や著書類を紹介し、生涯、衰えることのない向学心を持ち続けた芳洲の一面に迫ります。また、近年発見された芳洲の直筆資料の公開も行います。

主 催:高月観音の里歴史民俗資料館
協 力:芳洲会


主な展示資料
展示資料 16件19点

1. ◎雨森芳洲肖像 1幅 延享5年(1748)カ
2. ◎李東郭七律・附雨森芳洲識語 1幅
  李東郭七律「贈雨森芳洲」 正徳3年(1713)
 雨森芳洲識語   元文2年(1737)
3. ◎李東郭七絶「遊仙詩」 1幅 正徳元年(1711)
4. ◎縞紵風雅集・同附集 8冊のうち2冊 正徳元年(1711)
5. ◎韓客唱和集 6冊合冊 正徳元年(1711)
6. ◎瀬戸内海航行詩 1冊 正徳4年(1714)
7. ◎雨森芳洲詩稿 1冊 江戸中期
8. ◎松浦霞沼挽詩 1通 享保13年(1728)カ
9. ◎七絶「示嫡孫連」 1幅 元文5年(1740)
10. ◎七絶「京城為一坂城二」云々 1幅 江戸中期
ほか

◎...重要文化財