全日本博物館学会:全日本博物館学会第2回行事(研究会)ご案内(2022年1月24日(月)13:15~15:15、オンライン)

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://museology.jp/archives/1321
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※詳細は上記サイトをご確認ください。

【タイトル】ミュージアムと歴史表象-真珠湾のアリゾナ記念碑を中心に

【日時】2022年1月24日(月)13:15~15:15
 オンライン開催(記録のため録画予定, ただし録画は非公開)

【講師】矢口 祐人 氏(東京大学 教授)
プロフィール:1966年、北海道生まれ。ゴーシェン大学教養学部卒業。
ウィリアム・アンド・メアリ大学大学院アメリカ研究科博士課程修了。
北海道大学助教授等を経て、東京大学教授。
著書に『奇妙なアメリカ―神と正義のミュージアム―』
『憧れのハワイ―日本人のハワイ観―』(ヨゼフ・ロゲンドルフ賞受賞)など。
過去がいかに記憶されるかに関心を持ち、アメリカのミュージアムや
記念碑などの考察をしている。

【開催趣旨】ミュージアムに包摂性、多視点性を導入しようとすることは、
ICOMはじめ国際的な潮流となっている。
一方で、実際のミュージアムの展示においては、たとえば、ある視点が
強調して展示され多面的な理解が難しかったり、「他者への想像力」を
抱くことが難しい展示/ケースもあるだろう。
今回は、ハワイの真珠湾にあるアリゾナ・メモリアルとその周辺のミュー
ジアムに焦点を当て、ハワイという多文化空間での展示内容の変容や、
ミュージアム利用者の体験の質的な調査・研究からの考察などのお話を伺う。
そして、ミュージアムにおける、一つの解のない歴史/戦争の描き方について
考えていく。

【当日のプログラム】
矢口様からのご講演
 第一部:真珠湾のアリゾナ記念碑・ミュージアムと歴史表象について
 第二部:第一部で紹介のあったミュージアムでの来館者調査について
ご講演に引き続き、質疑の時間を設けます。
その後、時間が許す範囲で講師と参加者との交流を予定しております。
(ご講演と質疑 13:15~14:45(計90分)、交流 14:45~15:15(30分)を予定)

【定員】先着80名

【主催】全日本博物館学会