令和3年度上代文学会秋季大会シンポジウム(令和3年11月20日(土)午後1時30分~午後5時、Zoom)

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
http://jodaibungakukai.org/07_autumn.html
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日  時
令和3(2021)年11月20日(土)午後1時30分~午後5時

会  場
オンライン Zoom開催(会員のみ参加登録可)

テ ー マ
疫病と上代文学

 二〇二〇年に感染爆発を起こした新型コロナウィルスは世界中で猛威を振るい、今なお終息を迎えるには至っていない。正体不明の未知なるウィルスの感染が拡大する中で感じる恐怖や、社会不安の増大という経験は、われわれの心にも深く刻まれた。
 勿論、こうした感染症の脅威に晒される経験は有史以来繰り返されているものであり、現代に限られるものではない。上代においても、正史に記録された疫病流行の記事や律令国家の行事として「神祇令」に定められた鎮花祭、さらには『古事記』『日本書紀』において語られる疫病を起こす大物主神の祭祀伝承や『備後後国風土記』(逸文)の蘇民将来譚、『日本霊異記』の疫神の存在など、人々と疫病との関わりを示す事例が数多く残されている。
 本シンポジウムでは、上代の人々が疫病をいかなるものと捉え、その中で何を考え、いかなる思考や文学・文化を生成していったのかを様々な方向から考えてみたい。

パネリスト及び講演題目
・「神」の苦悩と疫病 ―〈神身離脱説話〉を手がかりに―
大東文化大学教授 山口 敦史

・崇神紀祭祀記事の意味するもの ―疫病の克服と国家の成立―
國學院大學教授 谷口 雅博

・疫病と神話的思考
和光大学教授 津田 博幸

(司会 國學院大學特別専任教授 上野 誠)


◎シンポジウム終了後、常任理事会(オンラインZoom)を開催します。