メディア史研究会:2021年度研究集会(第315回月例研究会)(2021年9月4日(土)10:00~17:30、Zoom)※要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://bit.ly/3miK9yg
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※申し込み等は上記サイトをご確認ください。


メディア史研究会はまったく自由な研究会ですので、会員以外の方でも、もし報告内容にご関心があれば、どうぞ気楽にご参加下さい。

日時:2021年9月4日(土)10:00~17:30(9:45開場)
方法:Zoomでのビデオ会議


【プログラム】
9:45 開 場

10:00~10:10 特集企画の趣旨について 有山輝雄

第1部 メディア史研究再訪:思想とメディア

10:10~12:50
 司会者:村上聖一(NHK放送文化研究所メディア研究部副部長)

10:10~11:25
飯塚浩一(東海大学文化社会学部教授)
「文化研究-メディアはどうやって思想をつくるのか 香内三郎『活字文化の誕生』」

11:35~12:50
山本昭宏(神戸市外国語大学准教授)
「〈精神構造〉の総体的把握と〈情報網〉への関心:神島二郎『近代日本の精神構造』」


第2部 メディア史研究再訪:在野の研究者

14:00~17:30
 司会者:長尾宗典(城西国際大学国際人文学部准教授)

報告

報告者1:山口順子(オノーレ情報文化研究所主宰)
「宮武外骨編著『公私月報』に「女権」を掘り起こす」

報告者2:古川江里子(青山学院大学非常勤講師)
「杉村楚人冠の新聞論『最近新聞紙学』(大正四年)と『新聞の話』(昭和四年)-「営利事業時代」の新聞像と記者像」

報告者3:松永智子(東京経済大学コミュニケーション学部准教授)
「メディア以前の事-柳田国男『明治大正史 世相篇』から」


【特集企画の趣旨】

「メディア史研究再訪」

 メディア史研究会は1992年3月に結成され、その2年後の1994年3月に会誌『メディア史研究』を創刊しました。創刊号の特集は「メディア史研究の展望」でした。年1回の発行でスタートしたのですが、2001年の第12号から年2回発行することになり、先日発行となった号で50号を迎えることとなりました。そこで50号を起点として、数回の号においてこれまでのメディア史研究の動向を回顧し、今後の方向性を展望する特集を組むこととしました。

 本特集では、これまでのメディア史研究において、その後の研究に大きな影響を及ぼしながらも、現在は、あまり顧みられなくなった作品を取り上げることとしました。執筆者には、その研究の内容や背景を紹介するとともに、執筆者自身がこれまで取り組んできた研究の観点から改めて読み直し、その作品の現代的意義を論じて頂くこととし、既に50号では8人の研究者による作品が取り上げられています。

 そこで本年度の研究集会では、これからの号で取り上げる作品の中から、午前中にメディアと思想の関係を扱った作品を扱った2名の会員、午後は在野の研究者の作品を扱った3名の会員に報告をしていただき、今後のメディア史研究のための手がかりを得たいと考えます。