アルバイト日誌「心がすり減らないように」(2021.08.30、れい)

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 コロナ禍になり、オンライン授業や在宅勤務が広がり、感染の不安も高まる中でメンタルヘルスへの関心も高まっていますが、私自身、大学生、特に3、4年次になってからは気持ちをどう保っていくか考えることが増えました。高校生の時は、試験前は毎回寝不足が当たり前。若さゆえなのか、それでも当時は心身ともに大丈夫でしたが、大学生になり毎学期寝不足ではとてももたないと実感しました。体の疲労は当然のこと、何よりも心がすり減っていく...。

 私も決して心身ともにいつも元気満タン!な人ではありませんが、今までの経験談と、そして今心掛けていること(半分理想ではありますが)今日はお話ししたいと思います。

①しっかり食べる、睡眠時間を保つ
朝食が大切ということは既に言われていることですが、エネルギー源である食事はなるべくおろそかにしないよう気を付けています。そして決まった時間に就寝する。ついだらだら寝てしまうことがあるのですが、夜にぐっすり眠った方が昼の活動効率が違う。

②自分を大切に
自分のことを一番に思うのは悪いことじゃない...。それは別に家族や友人を否定することやおざなりにするということではないと思っています。

③人に相談する
私の経験上、人に話せない...と思う時ほど人に話した方が楽になる。自分の人生の責任は自分にありますが、話して自分の気持ちを自分から手放すことも必要だと痛感しています。

④今「ここ」を大切にする
絶対今解決できないことや、深く悩むことはあって...、ただずっと考えていると、先の未来まで不安になってきます。最近はまずは一旦置いて、今「ここ」に集中にすることを心掛けています。iPhoneのタイマーやアプリを活用して、この時間は集中する、と決めると楽になりました。BGMも有効です。

 全てに共通するのは、気持ちさえあれば大丈夫、根性があれば乗り越えられるという考えは違う、ということです。がむしゃらに頑張ることは好きですし、時には全力以上の力を出すことも大切だと思っています。けれども、過度な無理や理不尽な我慢をして得られた成果があっても、その努力は持続できないことがほとんどです。大学生になって、その時だけではなく、今後の自分についても考えた上で、「今」を過ごすことが増えました。

 そして、他人と比べすぎないということも気を付けています。他者と自分を比較することでステップアップできることも多いですが、私なんて...と悲観しないよう極力努めています。というのも、周りに「私なら〇〇できた」「私なら気にしないのに」と、比較されたことがあり、大変不快に感じたためです。一人一人、みんながどこか心の傷や悲しみを持っているにも関わらず、自分の経験や尺度で相手を決めつけるのは、絶対にしてはいけないことだな、と感じています。相手に飲み込まれないことも大切だし、私自身も周りに声をかける時には気を付けようと日々思っています。

 コロナウイルスを含め、これから先の状況が予測できない世の中で、心の健康を保っていくことは難しいですが、自分を認めることは欠かせないだと考えています。自分を甘やかすこととは違いますが、自分の頑張りや取り組みを一番に知っているのは他ならぬ自分です。①から④に挙げましたが、どうしたらより良い方向に生きられるかな、と考えていくことは重要なことだと、コロナ禍で特に実感しました。

 これから先、働き方も生き方もより多様になっていくはずです。その中で、心身、特に心をどのように保って元気に過ごすか、私も試行錯誤の毎日ですが、皆さんの考える一助となれば幸いです。