文学通信のメルマガ[号外]日本近世文学会シンポ「デジタル時代の和本リテラシー」動画と当日答えられなかったQ&A等が公開

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2021.07.08発行
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[号外]日本近世文学会シンポ「デジタル時代の和本リテラシー」動画と当日答えられなかったQ&A等が公開


転送大歓迎
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◆号外◆
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日本近世文学会 2021年度春季大会シンポジウム
「デジタル時代の和本リテラシー 古典文学研究と教育の未来」
が2021年6月12日(土)に開催されましたが、

●シンポジウムの動画
https://www.youtube.com/watch?v=X03CMIV5SW8

●当日答えられなかった参加者からの質疑への応答
http://user.keio.ac.jp/~sakura/kinsei/Q&A.html

●参加者・視聴者から寄せられた情報共有(古典籍(書誌学)/くずし字教育の取り組み、関連サイト等)
http://user.keio.ac.jp/~sakura/kinsei/information.html

●参加者アンケート
https://docs.google.com/document/d/e/2PACX-1vQAu9CizhdhWVzJp9-Lf0dkoyp0n0RPkYej0lXm3X7UsT65BaNq0e6IZii6KbwpngYF_Glbu9XXcpCo/pub

●オンライン大会運営の備忘録
https://docs.google.com/document/d/e/2PACX-1vQANCnE1NZDHFg6KAXTi4-6i3FjthtxcbfARKDEffRcGsNud1wfvGdNebJV65DsedDVtaHvadpd0oYl/pub

が公開されました。
当日ライブで視聴された方も視聴できなかった方にとっても情報満載の内容となっています。

上記をたどる特設サイトは以下です
http://www.kinseibungakukai.com/2021haru_symposium/



本シンポジウムの議論・意見・感想などはツイッターハッシュタグ #kinsei2021 でもご覧いただけます。
https://twitter.com/search?q=%23kinsei2021&src=typed_query

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改めて、今回のシンポジウムを紹介いたします。

【企画意図】
コロナ禍は社会を大きく変容させました。我々はオンラインでのコミュニケーションやデジタル化の促進という大きな渦に翻弄されています。そのなかで、遠くにいる研究者とオンラインで集うということは、数少ない喜びでありました。
昨年秋のシンポジウムは「つながる喜び──江戸のリモート・コミュニケーション」と題しましたが、それを受けて今回は、我々が体験したオンラインでの「つながる喜び」の先を考える機会にしたいと思います。国や地域を越えてオンラインでつながって、デジタル化が進んでいく、その先にある古典文学研究や教育の課題について、様々な取り組みから見えてくる課題や今後に向けた知見を共有します。

このシンポジウムでは、日本近世文学会が長らく普及を行ってきた「和本リテラシー」に関わる事柄、そして古典籍から情報を得て翻刻をするという、この本学会員にとって研究の基礎ともいうべき行為に焦点を当て、デジタル時代にどう研鑽し、どう活用するのか──そして我々が得たものを未来にどう残していくのかを考えます。
我々がつきあうことになるデジタルのシステムは決して魔法ではありません。出来ること、出来ないことをきちんと理解することで、おのずから、我々がなすべきこと、そして我々の仕事の意義が見えてくるのではないでしょうか。


【発表者/ディスカッサント/司会】

発表者(登壇順)
■佐々木孝浩
慶應義塾大学附属研究所斯道文庫教授(文庫長)。専門:日本古典書誌学・中世和歌文学。MoocsのFutureLearnで慶應義塾大学が提供している、和本に関する2コースのリード・エデュケーターを務める。著書:『日本古典書誌学論』(笠間書院、2016)。

■ラウラ・モレッティ
ケンブリッジ大学准教授。専門:日本近世文学。著書:Pleasure in Profit. Popular Prose in Seventeenth-century Japan (『益から生まれる娯楽─日本における十七世紀の大衆向けの散文文学』、 Columbia University Press、2020)ほか。

■海野圭介
国文学研究資料館・教授、総合研究大学院大学・教授。専門:和歌文学、書誌学。著書:『和歌を読み解く 和歌を伝える─堂上の古典学と古今伝授』(勉誠出版、2019)、共編著『金剛寺善本叢刊 1~5』(勉誠出版、2017~2018)ほか。

■宮川真弥
天理大学附属天理図書館司書研究員。専門:北村季吟研究、日本古典書誌学。論文:「天理図書館蔵『源氏物語打聞』の再検討」『近世文藝』(第104号、2016)、「覆刻版における版面拡縮現象の具体相」『斯道文庫論集』(第53輯、2019)ほか。

■山田和人
同志社大学古典教材開発研究センター長。元PBL(プロジェクトベースドラーニング)推進支援センター長。「古典教材の未来を切り拓く!」研究会代表。前日本近世文学会広報企画委員長。専門:日本近世演劇・芸能。著書:『竹田からくりの研究』(おうふう、2017)。「くずし字教材の開発と実践」(『和本リテラシーニューズ』五号、2020.1)。


ディスカッサント
■勝又 基
明星大学教授、元ハーバード大学客員研究員、元ブランダイス大学客員教授。 専門:日本近世文化。編書:『古典は本当に必要なのか、否定論者と議論して本気で考えてみた。』(文学通信、2019)ほか。


司会
■津田眞弓
慶應義塾大学教授、専門:日本近世文学。著書:『山東京山年譜稿』(ぺりかん社、2004)ほか。

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【シンポジウム動画のプログラム】

・事務局代表挨拶 柳沢昌紀

・開会挨拶 小菅隼人(慶應義塾大学教養研究センター所長)

・開催に先立ちまして・登壇者紹介 司会・津田眞弓

・佐々木孝浩
「書誌学の国際的なeラーニングとワークショップを通じて」

・ラウラ・モレッティ
「AI時代における和本リテラシー ─海外の研究者を育て続ける未来─」

・海野圭介
「大規模画像蓄積からデータ駆動型の研究・教育へ」

・宮川真弥
「紙面と画面─「翻刻の未来」続貂─」

・山田和人
「古典教育に学会は何ができるのか─出前授業から見えてきたもの─」

・山田和人
「からくり教材動画の再生・解説」

・全体討議:ディスカッサント 勝又基 / 司会 津田眞弓

・慶應義塾大学日吉キャンパス文学踏査

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※オンライン配信の補助、動画編集は文学通信で行いました。

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【発行】

文学通信・編集部
担当・渡辺哲史

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