奈良女子大学古代学・聖地学研究センター:2021年度 第17回「若手研究者支援プログラム」(令和3年8月29日(日)10時30分~17時、zoom)※要申し込み

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講演会情報です。

●公式サイトはこちら
http://www.nara-wu.ac.jp/nwu/news/2021news/20210625.pdf
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※申し込み等は上記サイトをご確認ください。


主催 奈良女子大学古代学・聖地学研究センター
共催 科研費基盤B「敦煌書儀・六朝尺牘文献の古代日本への受容実態の展開」
(代表:信州大学 西一夫)
科研費基盤 C「歌における説話的意匠の形成」(代表:淑徳大学 白井伊津子)


日時 令和 3 年 8 月 29 日(日)
※オンライン(zoom を使用)にて開催しますので、事前の参加申込が必要です。

【講 演(無料)】
10 時 30 分~17 時(入場 10 時~)

上代の「漢語」―その語形と位置づけ―
講 師:奈良女子大学准教授 尾山 慎

(昼休み)

萬葉集と敦煌関連資料―書儀と類書―
講 師:信州大学教授 西 一夫

「筑前国志賀白水郎歌十首」考
講 師:日本女子大学名誉教授 平舘 英子

・司 会:奈良女子大学教授 奥村 和美


今回のテーマは「萬葉集巻十六を読む」です。現在、故芳賀紀雄氏の遺志を継ぎ、『萬葉
集全注 巻第十六』(有斐閣)の早期刊行を目指して、内田賢德氏を中心とした研究グループ
により、鋭意、注釈が進められています。その注釈グループでの検討において明らかになっ
てきた数数の新知見の一端を、一足先に斯界に発信させていただくとともに、巻十六という
この特異な歌巻について、あらためて総合的に考察する機会を設けたいと考えました。そこ
で、国語学分野では尾山慎氏、国文学分野では平舘英子氏、比較文学分野では西一夫氏に講
師をお願いし、それぞれのご専門の立場から巻十六やそれに関わる諸問題についてお話い
ただくことにいたしました。平舘氏と西氏は、上記の巻十六注釈グループのメンバーでもあ
ります。
巻十六は、萬葉集の中でも 褻(け)の歌巻とも言うべき特異な性格のために、近時、なおその
研究は著しく進んでいるとは言いがたい状況にあります。このプログラムを通して、少しで
も多くの若手研究者が巻十六に対する興味関心をもってくださることを願うと同時に、広
く上代文学・語学の研究者の方々に巻十六研究の新しい視点や考え方を提示できる機会と
なることを願っております。
本プログラムは、主に語学・文学分野の若手研究者の研究支援を目的としていますが、広
く専門の研究者或いは一般の方々の御参加も歓迎しております。年齢やキャリア、専門分野
などを問わず、多数の方々が御参加くださることを期待しております。なお、大学および研
究機関等で御指導に当たられている先生方におかれましては、ぜひ大学院生・研究生諸氏に
本プログラムを御紹介くださいますようお願い申し上げます。