全国大学国語教育学会2021:シンポジウム「古典の学びを国語科教育学はどのように捉えるのか」(2021年5月29日(土)14:10〜17:10、オンライン)

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://bit.ly/3f218kJ

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シンポジウム
古典の学びを国語科教育学はどのように捉えるのか

2021.05.29/14:10-17:10

●趣旨

 本シンポジウムでは、古典教育をテーマにその意義・目的について批判的に検討することを企図しています。
 近年、「古典は本当に必要なのか」(明星大学日本文化学科シンポジウム2019年)や、「高校に古典は本当に必要なのか」(国際基督教大学高等学校〔ICU高校〕2020年)に代表されるような、古典学習に関わる各種のシンポジウムが開かれています。またここ数年古典文学関連の書籍でも、教育に関する発言が多く見られるようになってきています。加えて平成30年度告示高等学校学習指導要領の「言語文化」に象徴されるように学習観・指導観についても大きく見直す方向性が示されています。
 以上のように古典教材を扱った学習とはどのようにあるべきなのかを改めて考えるべきではないかという気運が高まっていることも受けて本学会として古典学習をラディカルに考え直し、古典学習なるものが抱える論点や矛盾を明らかにする機会とすべく、本シンポジウムを企画するに至りました。本シンポジウムが、今後古典学習をどのように捉えどのような方向性で進めていくべきかの道筋の創造に寄与することを期待しています。

●シンポジスト

藤森裕治(文教大学)
「 民俗文化論の視点から学習者の資質・能力の育成と古典素材とをつなげる」

難波博孝(広島大学)
「椅子取りゲームと根っこと」

前田雅之(明星大学)
「古典的公共圏が失われて150 年後の古典教育とは」

三上英司(山形大学)
「古典をつまらなくしているもの」

●コーディネーター

内藤一志(北海道教育大学)
菊野雅之(北海道教育大学)