名古屋大学人文学研究科:国際オンラインシンポジウム「多様な観点からの日本映画」(2021年3月5日(金)~7日(日)、Zoom)※要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.filmconf-jp.nagoya/
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※申し込みは上記サイトをご確認ください。


 このたび、日本映画をテーマに、脱中心的でヴァーチャルなグローバル・ライブ・シンポジウムを開催することになりました。昨年刊行された二冊の共編著書----The Japanese Cinema Book (BFI)とRoutledge Handbook of Japanese Cinema (Routledge)----の執筆者を中心に27名の研究者が世界各地から集結し、6つのテーマごとにセッションに分かれてワークショップを行います。発表者諸氏による多様な観点からの批判的かつ建設的な問題提起を基にして、日本映画研究というダイナミックな分野をさらに発展させるべく、フロアーを交えた参加者全員で議論を行うことが、本イベントの最大の目的です。


〈プログラム〉

開会の辞
藤木 秀朗、小川 翔太、アラステア・フィリップス、ジョアン・ベルナルディ

I メディア化と美学
司会:朱 宇正

トーマス・ラマール(シカゴ大学)
合成と切り換え:アニメの間メディア史

ヨハン・ノルドストロム (都留文科大学)
サイレントとサウンドの間:「サウンド版」の閾空間

レイナ・デニソン(イースト・アングリア大学)
映画のマンガ:アダプテーションと間テクスト性

草原 真知子(早稲田大学)
写し絵:プレ・シネマ的映写実践としての幻燈

梶川 瑛里(名古屋大学-ウォリック大学)
1980年代アイドル:有名性、メディア、視聴覚性

II 文化とポリティクス
司会:長山 智香子

ダイアン・ウェイ・ルイス(ワシントン大学セントルイス校)
革命のホームムーヴィー:戦間期におけるプロレタリア映画制作とカウンター動員

洞ヶ瀬 真人(名古屋大学)
学生運動映画:対話的アプローチ

アレックス・ザルテン(ハーバード大学)
「アマチュア」映画とマンガのメディアモデル

レイチェル・ハッチンソン(デラウェア大学)
教育としての検閲:映画の暴力とイデオロギー

ジョエル・ネヴィル・アンダーソン(ニューヨーク州立大学パーチェス校)
画面の向こうを指さすこと:3.11三重災害後のアーカイブ化、監視、アトム化

III 現前と表象
司会:アラステア・フィリップス

ジェニファー・コーツ(シェフィールド大学)
ヤクザ映画:「民衆によって確証された」ジャンル

マイケル・クランドル(ライデン大学)
怪奇映画の亡霊

朱 宇正(名古屋大学)
分離と接続:昭和30年代の映画的家庭

木下 耕介(群馬県立女子大学)
多視点のナラティヴ:『羅生門』(1950)から『告白』(2010)へ

IV 制度と実践
司会:ジョアン・ベルナルディ

上田 学(神戸学院大学)
空間と上映:映画興行の歴史

谷川 建司(早稲田大学)
輸出コンテンツとしての怪獣映画:日本映画輸出振興協会再考

羽鳥 隆英(早稲田大学)
撮影所からの「逃亡者」:池部良、佐田啓二、1960年代初期の映画からテレビへの移行

叢 晨(マギル大学)
「正確な音声」を歴史化する:声優、視聴覚の一致、メディア環境

V 枠なき日本映画
司会:小川 翔太

宮尾 大輔(カリフォルニア大学サンディエゴ校)
撮影法の環太平洋史

馬 然(名古屋大学)
映画祭の裏返し:日本映画と映画祭プログラミング

山本 直樹(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)
ソヴィエト・モンタージュ理論と日本の映画批評

テヅカ ヨシハル(駒澤大学)
眼差しの布置:ヨーロッパと日本映画史

クリストファー・M・カブレラ(名古屋大学)
コンタクト・ゾーンとしての小笠原諸島:『潮の狭間に』(2018)とシティズンシップ

VI 多様な観点
司会:馬 然

藤木 秀朗(名古屋大学)、アラステア・フィリップス(ウォリック大学)
The Japanese Cinema Bookについて

ジョアン・ベルナルディ(ロチェスター大学)、小川 翔太(名古屋大学)
Routledge Handbook of Japanese Cinemaについて

開会の辞
馬 然、長山 智香子、朱 宇正

懇親会


主催:名古屋大学人文学研究科映像学分野・専門、ウォリック大学映画テレビ研究学科
協賛:名古屋大学人文学研究科附属超域文化社会センター
後援:名古屋大学、文部科学省「スーパーグローバル大学創生支援」