黒岩 淳著『連歌を楽しむ 鑑賞と創作入門』(渓水社)

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

黒岩 淳さまより頂きました。

連歌を楽しむ.jpg

黒岩 淳著
定価:本体1000円+税
ISBN9784863275300

版元公式サイト
http://www.keisui.co.jp/cgi/isbn.php?isbn=ISBN978-4-86327-530-0

日本の伝統文芸である「座の文学」の連歌。その楽しさを感じてもらうことを目的に、連歌の作品のほか連歌論や連歌に関する話なども紹介し、連歌の理解を深められるようにした。巻末付録に連歌創作時に役立つ事項を掲載。連歌の奥深さを知る好著。

【目次】

はじめに

第一章 連歌とは―「水無瀬三吟百韻」を例として
 1 連歌とは 
 2 「水無瀬三吟百韻」表八句を読む
 3 式目について

第二章 連歌を巻く―高校生が連歌に挑戦

第三章 連歌論を読む
 1 二条良基「連理秘抄」の一節―連歌の学び方
 2 宗長「連歌比況集」の一節―句の付け方・連歌会に参加する心構え
 3 里村紹巴「至宝抄」の一節―恋の本意 

第四章 連歌の禁制―会席廿五禁制之事

第五章 読本「絵本太閤記」に描かれた連歌―愛宕百韻

第六章 「醍睡笑」の連歌関連咄

第七章 連歌師の紀行―「筑紫道記」と「博多百韻」

第八章 連歌の魅力
 1 「座の文学」である連歌の特性に関して
 2 連歌の用語に関して
 3 その他

第九章 連歌を鑑賞し、連歌を詠むための参考文献

おわりに

(付録)
連歌用語集
連歌懐紙
句材表
季語集
連歌を詠むために知っておきたい言葉と表現
 1 使ってみたい大和言葉
 2 使ってみたい感覚表現
 3 使ってみたい文語表現
水無瀬三吟百韻 句材

【著者】

黒岩 淳(くろいわ・あつし)

昭和四十(一九六五)年一月、山口県光市に生まれる。昭和六二年広島大学文学部卒業(国語学国文学専攻)。福岡県の高校で国語を教えている。また、福岡県行橋市の今井祇園連歌の会に所属し、連歌の実作を行っている。著書に『連歌と国語教育―座の文学の魅力とその可能性―』『連歌の息吹―つながり、ひろがる現代の連歌―』(いずれも渓水社)がある。
北九州市八幡西区在住。