国際日本文化研究センター:小松和彦先生退任記念講演会「私の学問人生と日文研」(ライブ配信&講堂での聴講)(2020年10月30日(金)15:00~16:30、YouTube&日文研 講堂)※講堂での聴講は要申し込み

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講演会情報です。

●公式サイトはこちら
http://events.nichibun.ac.jp/pc1/ja/archives/kohenkai/s001/cal/2020/10/30/


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※講堂での聴講の申し込みは、上記サイトをご確認ください。


≪ライブ配信について≫
■日時:2020年 10月 30日(金)
≪配信時間≫15:00頃~16:30頃

※当日は、上記時間に日文研公式YouTubeチャンネルにてライブ配信(無料)をおこないます。
※オンライン講演会(ライブ配信)は、お申込み不要です。
※本講演会は、後日インターネット上での公開を予定しております。


≪日文研(講堂)での聴講について≫
・日文研(講堂)での聴講をご希望の場合は、別途お申込みが必要です。

会場:国際日本文化研究センター内講堂 (京都)

開場時間: 14:15
開始時間: 15:00
終了時間: 16:30
送迎バス: 本講演会の無料送迎バスはございません。
申込み: 要(申込多数の場合は抽選による)
受講料: 無料


●内容
挨拶 井上 章一 国際日本文化研究センター 所長
司会 松田 利彦 国際日本文化研究センター 副所長

講演 私の学問人生と日文研
小松 和彦 国際日本文化研究センター 前所長

(講演要旨)
 学部で文化人類学を学んで研究者の道を歩み始めてから50年、梅原猛氏や河合隼雄氏ら日文研の先輩たちのお誘いを受けて日文研に移ってから22年。このたび、日文研を退職するにあたって、いったい、これまで何をしてきたのか、何を成し遂げたのか、それは自己満足にすぎなかったのではないか、多くの人に役に立っているのだろうか、といったことを、これまでの学問人生を振り返りつつ考えることが多くなった。当初はアフリカ研究者を目指したが、現地に赴くことなく挫折し、その後ミクロネシア研究者としてトラック諸島ポンナップ環礁に何度も足を運びながらも、わずかな研究成果しか発表せずに休止状態となり、ライフワークと位置付けている高知県山間の謎の民間信仰「いざなぎ流」の研究も、40年の歳月を費やしながらもいまだ道半ばで停滞している。幸い、日文研では、思う存分に妖怪の共同研究を進めることができたが、いま改めて振り返ると、それが日文研という組織の存在意義を高め、日文研の未来を切り拓いたのだろうかとも思う。
 この講演では、そんなことを、おそらく取り止めない話になってしまいそうだが、私なりのとりあえずの総括として話してみたいと思う。

発表は日本語のみ