新派旧派研 オンライン研究会(2020年10月11日(日)13:00~16:20、Zoom)※要申し込み

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研究会情報です。

●情報サイトはこちら
https://www.facebook.com/yasushi.inoue.96/posts/3165026356958722
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※申し込みは上記サイトをご確認ください。


10月11日(日)1300~1620
Zoom
今回は和歌・短歌の特集です。


1 1300~1430
合評会 青山英正氏著『幕末明治の社会変容と詩歌』(勉誠出版、2020)
司会:井上泰至

2 1450~1620
研究発表 井上泰至「旧派短歌の詠史―鍋島直大を中心に」

【要旨】
「戊辰戦争に功のあった旧佐賀藩主鍋島直大は、英国留学・イタリア公使の経験を経て、宮内省式部官として、皇室儀礼の洋化に活躍したが、他方で彼は詠歌にのめり込んだ明治天皇の歌会の中心メンバーで、日露戦争時には新派に対抗する旧派の短歌組織、大日本歌道奨励会の会長でもあった。本発表では、死後昭和3年に刊行された家集『松風集』とその稿本三種(鍋島徴古館蔵)を基本資料として、特に彼の詠史歌に焦点を当てる。19世紀、国学者や水戸学者、桂園派によって詠史歌は流行するが、直大はその系譜の上に立ちつつ、御歌所の歌題や旧藩主の歴史顕彰という明治の新しい面を加味して詠作していた実態を報告する」

司会:松澤俊二氏

(発表では、漢学者の手になる教育勅語と歌の関係、御歌所の寄人にもなった佐佐木信綱の背後にいた森鴎外の陰、鍋島の合戦図屏風の作成や詠史題と歴史画との関係などにも少し触れる予定です。)