平安朝文学研究会 2020年度 第1回研究発表会(2020年9月26日(土)14 時より、Zoom)※要申し込み
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●公式サイトはこちら
https://www.waseda.jp/flas/rilas/assets/uploads/2020/08/47268ebf8bf1403f7819249f449c80a5.pdf
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※申し込みは上記サイトをご確認ください。
日 時 2020 年 9 月 26 日(土) 14 時より《遠隔会議システム Zoom 利用による開催》
研 究 発 表(14:10~16:25)
●荒井 洋樹(早稲田大学大学院文学研究科 博士後期課程)
『うつほ物語』大后宮六十賀屏風攷
『うつほ物語』菊の宴に描かれる大后宮六十賀屏風には、「右大将」を筆頭に貴顕が詠進し、和歌史的
にも注目に値する。本発表では、『うつほ物語』の中で当該屏風が果たす役割を明らかにする。また、そ
の和歌にも独自な表現が多く見え、それについても精読したい。
●李 賢秀(早稲田大学大学院文学研究科 博士後期課程)
『源氏物語』「蓬生」巻における「松」と「藤」
源氏と末摘花が久しぶりに再会する場面には、大和絵屏風の類型的な図柄として広く享受された「松
にかかる藤」がみられる。この絵画的な描写には、平安時代の文化的記号としての象徴性が潜んでいる
と予想される。本発表では、『源氏物語』「蓬生」巻における「松」と「藤」の意味について考察する