東京大学ヒューマニティーズセンター:「声のメディア」をつくる 大学と社会を結ぶ小さなアーカイブ実践(2020年6月26日(金)17時30分〜19時30分、Zoom)※要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://hmc.u-tokyo.ac.jp/ja/open-seminar/2020/medium-of-voice/

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※申し込みは上記公式サイトをご確認ください。

日時:2020年6月26日(金)17時30分〜19時30分

報告者:
水越伸(東京大学大学院情報学環・教授)
忠聡太(福岡女学院大学・専任講師)
毛原大樹(ラジオ・アーティスト)
神谷説子(東京大学大学院学際情報学府・博士課程)

主催:東京大学ヒューマニティーズセンター


長い間、大学の研究成果は論文や本のかたちで出版されてきました。大学の人文社会系の多くの授業では、活字化された知識を読み解くことを中心に進められてきたといえます。
しかし私たちは学会やゼミで、人と顔を合わせ、声を交わし合うことによって学び合い、知識を生み出し、伝承してきたことも、また事実です。学会やゼミの大切な知見が懇親会の席で語られることはよくありますが、しかしそれらはほとんどの場合、雲散霧消してしまいます。
私たちは、メディア論、文化研究の領域で交わされる議論やエピソード、ストーリーテリングなどを、ラジオのような録音構成の作品としてオンラインにアーカイブし、研究者のあいだで共有したり、青少年を中心とする一般の人々のための教材として活用してもらう活動を進めてきました。
このセミナーでは、その活動の概要を紹介するとともに、新型コロナウイルスの感染拡大の影響のもとでオンライン教育や学習が新たな意義を持ちつつある現在、学問における「声のメディア」の可能性と課題について考えていきたいと思っています。