『叙説 47 千本英史教授退休記念』、千本英史『書物とひとに導かれて』(私家版)、『鬪雞神社和漢書目録稿 付 鬪雞神社本『今昔物語集』画像デジタルデータ』
Tweet千本英史氏より頂きました。
『叙説 47 千本英史教授退休記念』
奈良女子大学日本アジア言語文化学会
http://www.nara-wu.ac.jp/bungaku/nichia/society.html
2020.3.7発行
A5判・並製・368ページ
【目次】
『今昔物語集』の北辺 千本英史
『霊異記』における書儀・書簡的表現の利用 奥村和美
平安時代の東大寺における古器物・古経巻の保存と活用 飯田剛彦
平安の価値観ー『源氏物語』葵の巻「車争い」の場面をめぐってー 礪波美和子
俊成卿女の出家をめぐってー『無名草子』作者としての可能性ー 早川華代
『続古今和歌集』神祇歌と高野ー祈親上人定誉を手がかりにー 岡﨑真紀子
「融通念仏縁起絵巻」にあらわされた毘沙門天像 佐藤有希子
融通念仏宗教団における「祖師」の形成ー『融通大念仏本縁起』と『両祖師絵史伝』を中心にー 今枝杏子
『胎内口決』に関する覚書〈附翻刻〉 辻晶子
曇華院蔵『なよ竹物語絵巻』の詞書筆者とその周辺 横山恵理
近世期穴師神社における由緒生成と古伝の「再発見」 向村九音
『日本霊異記』上巻十三縁考ー風流、風声、気調を中心にー 徐志紅
『宝物集』に見える漢語「人間」の意味について 楊琴
宇治十帖の語りと時間ー「雨」を手がかりにー 森優子
『夜の寝覚』における帝の造形ー「ねたし」の用例を手がかりにー 山本有紀子
複製技術時代の書物のアイデンティティー末広鉄腸『二十三年未来記』の場合(下)ー 鈴木広光
理論的設定に滲みだす"現実"ー文字・表記研究の方法論思惟片々ー 尾山慎
夏目漱石『行人』論ー「女景清の逸話」を中心にー 吉川仁子
澤田四郎作『日誌』における「記録」の累積と循環 磯部敦/汪少雯/小泉紀乃
「曹娥碑」を語る人々ー後漢から晋宋期における地方社会と説話ー 大平幸代
舒夢蘭『花仙小志』にみる清代士大夫の聘妻悼亡の心性 野村鮎子
中国における「婦女文学史」の登場ー謝无量と梁乙真を中心にー 辜知愚
疑問詞疑問文と"了" 前田真砂美
千本英史『書物とひとに導かれて』(私家版)
2020.3発行
A5・並製・56ページ
目次
出雲路 修著「《日本国現報善悪霊異記》の編纂意識(上)・(下)」
「国語国文」一九七三年一月号、二月号
金 敬鎮著 野崎充彦訳『青邱野談』
平凡社東洋文庫 二〇〇〇年
金 文京著『漢文と東アジア 訓読の文化圏』
岩波新書 二〇一〇年
小島孝之著『中世説話集の形成』
若草書房 一九九九年
小峯和明著『説話の声ー中世世界の語り・うた・笑い』
新曜社 二〇〇〇年
西郷信綱著『日本古代文学史』
岩波全書(初版)一九五一年、(改稿版)一九六三年
高橋昌明著『酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化』
中公新書 一九九二年
前田雅之著『今昔物語集の世界構想』
笠間書院 一九九九年
森 正人著『場の物語論』
若草書房 二〇一二年
山口眞琴著『西行説話文学論』
笠間書院 二〇〇九年
山本 一著『『発心集』と中世文学 主体とことば』
和泉書院 二〇一八年
横井 清著『的と胞衣 中世人の生と死』
平凡社 一九八八年/平凡社ライブラリー 一九九八年
追悼のことば
佐竹昭廣先生 二〇〇八年七月一日ご逝去
安田章先生 二〇〇七年一月二四日ご逝去
米井力也先生 二〇〇八年一〇月二六日逝去
『鬪雞神社和漢書目録稿
付 鬪雞神社本『今昔物語集』画像デジタルデータ』
奈良女子大学大学院人間文化研究科
日本アジア文化情報学講座千本研究室
A4判・並製・44ページ・付録DVD付き
2020.3.31発行
担当 辻晶子、向村九音、千本英史
目次
『鬪雞神社和漢書目録稿』の刊行にあたって 鬪雞神社宮司 長澤好晃
鬪雞神社の古典籍蔵書と『今昔物語集』について 千本英史
鬪雞神社略年譜
鬪雞神社分類目録
国書の部
漢籍の部
書名索引
デジタルデータ
鬪雞神社蔵『今昔物語集』
鬪雞神社本巻一 今昔物語集巻2第1話〜第13話
鬪雞神社本巻二 今昔物語集巻2第14話〜第25話
鬪雞神社本巻三 今昔物語集巻14第1話〜第17話
鬪雞神社本巻四 今昔物語集巻14第18話〜第31話
鬪雞神社本巻五 今昔物語集巻2第32話〜第45話