英文学者の市河三喜が府立一中に在学しているときに学友と作った手書きの回覧雑誌、「博物之友」が東京大学附属図書館にて公開
Tweet【東京府第一中学校の生徒達による昆虫や動植物など自然に関する貴重な雑誌のデジタル化
明治33(1900)年、東京府第一中学校(翌年、東京府立第一中学校に改称)に在学していた市河三喜(1886-1970, 英文学者・東京帝国大学名誉教授)は、学友たちと日本博物学会をつくり、手書きの回覧雑誌『博物之友』(全8号)を発行しました。
今年度、市河三喜先生のご親族である長谷川三千子氏からこの雑誌全号の寄贈を受け、本学柏図書館の貴重書として所蔵することになりました。
また、学内の貴重な学術資産のデジタル化を推進する東京大学デジタルアーカイブズ構築事業の一環として『博物之友』のデジタル化を行い、この度インターネット上で公開する運びとなりました。
当時の中学生たちが、昆虫や動物・植物など自然に関する様々なことについて、みずみずしい感性で編集をしている雑誌です。また8号すべてが手書きで作成されており、動植物を緻密に描いたイラストもふんだんに挿入されています。
明治時代の青年たちの学術への熱意を感じられる貴重な雑誌です。どうぞご覧ください。】
詳細は以下より。
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/kashiwa/news/20200317
○公式サイト
https://iiif.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/repo/s/hakubutsunotomo/page/home