新入社員週報第1回「中途半端なエクソフォニー」(渡辺哲史)
Tweetはじめまして、文学通信の新入社員の渡辺哲史です。2020年1月に入社しました。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
1週間に1回の更新予定で、新入社員週報をお届けいたします。
初回の今回はまずは自己紹介とさせてください。
前職では大学図書館や先生の研究室にお邪魔して、本やデータベースなどを案内する仕事を主にしておりました。(もしかしたらかつての営業先の方もこのブログを読まれているかもしれません)。
学生時代は日本の近代文学を中心に勉強しておりました。
日本国内で日本文学、といえば当然日本語で読むものと思われるかもしれませんが、進学した学部・大学院の講義やゼミでの使用言語が「英語」だったので、日本の文学作品を英語で読み、英語でディスカッションし、英語でレポートを提出しておりました。(つらかった)
どうしてわざわざ日本文学を英語で読む、という進路を選択したかというと、幼少期に父の仕事の関係でアメリカに滞在していた時期があり、その当時の英語がまだ頭の片隅にこびりついていたおかげで、「なんとかなるだろう、グローバルな時代だし」という極めて軽薄な思い込みからでした。
当時は自分の考えていることを英語でうまく表現できなかったり、レポートの英語がうまく書けなかったりすると、「ああ、どうして日本語の学部や院に進まなかったのだろう...」と思うこともありました。
今でもときどき、どうしてあのとき日本語で日本文学を学ぶ進路を選択しなかったのだろう...、と思うときがあります。人に聞かれても正直明確な理由を答えられる自信がありません。
が、「自分にとってはこっちのほうが面白いことになりそうだな」という予感めいたものがどこかにあったことは確かです。そしてそのおかげ?か文学通信という何やら面白そうな会社に転がりこむこともできました。(過去に海外の研究者の論文を翻訳する機会にも恵まれました)
この「中途半端なエクソフォニー」ともいえるような状態が今後なんの役に立ってくれるのか正直まだよくわかりません。何かの役に立つ気がするのですが...ひとまず面白いことになりそうな予感を信じて邁進してみようと思います。
今週は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた来週。
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