「くずし字」認識に世界のAI研究者・技術者が挑戦する! 全世界的コンペティションがKaggleでまもなく開催

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

●NIIによるプレスリリース
https://www.nii.ac.jp/news/release/2019/0710.html


7月から10月にかけて、世界最大規模の機械学習コンペプラットフォームである「Kaggle(カグル)」で、「くずし字認識 : 千年に及ぶ日本の文字文化への扉を開く(Kuzushiji Character Recognition: Opening the Door to A Thousand Years of Japanese Literate Culture)」と題する全世界的なコンペが開催されることが決定。

※Kaggle(カグル)
https://ja.wikipedia.org/wiki/Kaggle

主催は、人文学オープンデータ共同利用センター[CODH](センター長:北本朝展)、国立情報学研究所[NII](所長:喜連川優)、国文学研究資料館[国文研](館長:ロバート・キャンベル)。

実用レベルのくずし字 OCR の研究開発が難航するなか、コンペにかけ、アイデアをオープンに募集することで、新技術の研究が進展することが期待されます。同時に、プレスリースによれば、コンペを通して画期的なくずし字認識手法の開発が進むだけでなく、くずし字データセットを通して日本文化への関心が世界的に高まる効果も期待できるとしています。

コンペの流れは以下。

kaggle.jpg

コンペに関する詳細な情報は、Kaggleウェブサイト上でコンペ開始日(7月中旬予定)から公開。
参加者は、3か月後の10月に設定される締め切りまでにアルゴリズムを提出。
その後、主催者はKaggleと協力して入賞者(5 位まで)を決定し、11月11日に東京で開催するシンポジウム「日本文化とAI」で表彰式を行う予定、とのことです。

参考
Kaggleコンペティション:くずし字認識
http://codh.rois.ac.jp/competition/kaggle/