城西大学 水田美術館 収蔵品展Part1. 《大江戸芝居年中行事》 -明治の浮世絵にみる江戸の歌舞伎興行-(2019年5月9日(木)~6月8日 (土)、城西大学水田美術館 ギャラリー1)

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展示会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.josai.ac.jp/~museum/evevt_info/index_2019_2.html

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会  期: 5月9日(木)~6月8日 (土)
会  場: 城西大学水田美術館 ギャラリー1
開館時間: 午前10時~午後4時 ※入館は閉館の30分前まで
休 館 日 : 日曜日・月曜日
観 覧 料 : 無料

【このたび、城西大学水田美術館におきまして、「2018年度収蔵品展Part1.《大江戸芝居年中行事》 -明治の浮世絵にみる江戸の歌舞伎興行-」を開催いたします。。

昨年当館の所蔵となった収蔵品をご紹介する「2018年度収蔵品展」を2回に分けて開催します。第一弾では、 「《大江戸芝居年中行事》―明治の浮世絵にみる江戸の歌舞伎興行―」とし、明治30年(1897)に制作された《大江戸芝居年中行事》26枚揃のうち25点を展示します。

過ぎ去りし「良き徳川時代」を懐かしむ江戸回顧の風潮が明治半ば頃より広がり始め、その求めに応じるように浮世絵作品が続々と企画されました。 本作もその一つで、江戸三座(江戸での興行権を得た中村座、市村座、森田座のこと)の歌舞伎興行の慣習を取り上げて解説を付した25図に目録1図を加えた揃物となります。

描いたのは、幕末から明治期に活躍した安達吟光(1853~1902)と鳥居清貞(1844~1901)です。 『羽根勘三台図絵』、『戯場楽屋図会』(1800)など19世紀初頭に江戸や大坂で出版された版本、いわゆる「歌舞伎鑑賞手引書」を参考にしながら本作は制作されたとされます。

墨摺りの版本では味わえない、鮮やかな多色摺りの浮世絵版画から、江戸時代の歌舞伎に思いを馳せて頂けましたら幸いです。】