2018年度 第2回 中京大学所蔵国書善本展示会(2018年10月1日(月)~2019年1月31日(木))

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.chukyo-u.ac.jp/event/2018/10/013098.html

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【中京大学名古屋図書館は、2018年度の第2回国書善本展示会を下記の日程で開きます。普段は貴重書庫に置かれて一般には公開されていない貴重な図書です。ぜひご高覧ください。】

展示場所: 中京大学名古屋図書館1階
展示期間: 10月1日~2019年1月31日

展示作品
1.閑居抄
かんきょしょう
・・・・・・・・・・・・・・室町後期写 1冊
室町時代の和歌・連歌作者として知られる肖柏の編纂と思われる秀歌撰。『古今和歌集』から『続後撰和歌集』までの十代の勅撰集から秀歌を妙出したもの。永禄八年(一五六五)三月十六日に書写したことを記す奥書がある。

2.源氏綱目
げんじこうもく
・・・・・・・・・・・・江戸前期 9巻9冊
江戸時代前期の時宗僧・和学者で、連歌をよくした一花(華)堂切臨による『源氏物語』の梗概書。本書の特異な点は、挿絵の説明の内容である。どのような構図で何を描くかのほかに、装束等については色の指示が記されている。

3、寛永七年の物語
かんえいななねんものがたり
・・・・・・・江戸前期写 1冊
寛永七年(一六三〇)江戸城における日蓮宗身延と池上派との討論の結果、後者の日樹らが家康の裁定に背く者として流罪に処せられたことと関係がある、とされている。若い修行僧の懺悔話から始まる物語で、法華経の功徳を説いている。