町田市立国際版画美術館 開館30周年記念「浮世絵モダーン 深水の美人! 巴水の風景! そして ・・・ 」(2018年4月21日(土)~ 6月17日(日) ※前期(~5月20日)・後期(5月22日~)で一部展示替えがあります。)

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展示会情報です。

●公式サイトはこちら
http://hanga-museum.jp/exhibition/schedule/2018-380

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会期 2018年4月21日(土)~ 6月17日(日)
※前期(~5月20日)・後期(5月22日~)で一部展示替えがあります。
休館日 月曜日 ただし、4月30日(月・祝)は開館し、5月1日(火)は休館します。
開館時間 平日10:00~17:00(入場は16:30まで)
土日祝10:00~17:30(入場は17:00まで)
会場 企画展示室1・2

【展覧会概要

浮世絵版画は江戸から明治にかけての先端の風俗や流行、出来事、市井の話題などを常に新しい斬新な様式で表わした出版物であり美術作品でした。また市場経済と結びつき、庶民が鑑賞できる数少ない絵として流通していました。そのような浮世絵は、いってみれば、当時の庶民にとっての現代美術であったわけです。
浮世絵版画の復興を目指して大正初期に登場し、昭和10年代まで制作・出版された「新版画」と称する伝統木版(本展ではこれらを「浮世絵モダーン」と呼びます)もまた、同時代の芸術思潮と呼応しながら、女性たちの新しい風俗、明治以降にその魅力に気づかされた自然や都市の風景、新作歌舞伎や新派、新劇が普及した大正時代の歌舞伎俳優などを近代的感覚によって表した現代美術であったと見なすことができます。その作品内容は、同時代の絵画や彫刻、創作版画などと同様に、時代の表現動向と密接に関係していました。
本展覧会は、2005年に町田市立国際版画美術館が企画開催し、その成立と展開の見取り図を示した「浮世絵モダーン」展の第二弾として、以上のような視点をもとに、「浮世絵モダーン」が同時代の社会や芸術などと共鳴しつつ、何をどのように表現したかを探求することを目的として開催するものです。】