ハルオ・シラネ編『東アジアの自然観 東アジアの環境と風俗』東アジア文化講座4(文学通信)

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3月上旬刊行予定です。

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ISBN978-4-909658-47-0 C0320
A5判・並製・カバー装・432頁
定価:本体2,800円(税別)


前近代の東アジアの交流を学び、今に活かす!
東アジアの文化と文学の交流を学ぶシリーズ、東アジア文化講座第4巻。

中国からひろまった漢字漢文にもとづく思想や文化は、日本だけでなく、各地域でどのように展開し、継承と反発をくり返し、独自のものに再創造されたのか。
中国、朝鮮半島、日本、琉球、ベトナムなど、これらの交流圏にあった十九世紀以前の前近代の東アジアを俯瞰し、論じていく。
東アジアと日本、世界を接続して考え、問い直していくシリーズ、東アジア文化講座。
これからの東アジアを生き抜くヒントがここにある。

第4巻は東アジアの環境と風俗をテーマに、「地理、気候、文化」「四季の文化と詩歌―二次的自然の世界」「風俗と文化」「食文化と文芸」「年中行事と芸能」などの問題を設定し、東アジアの自然観を論じていく。自然とは何か、根源的に考える際に必須の一冊である。

執筆は、ハルオ・シラネ/小峯和明/北條勝貴/宮崎順子/陸晩霞/錦 仁/佐伯真一/野田研一/李愛淑/堀川貴司/多田伊織/井戸美里/宮崎法子/天野雅郎/平松隆円/小山弓弦葉/堀口悟/崔京國/Nguyen Thi Lan Anh/渡辺憲司/山本ゆかり/原田信男/伊藤信博/石塚修/劉暁峰/野村伸一/韓正美/松尾恒一/諏訪春雄/山田恭子/斎藤英喜/安井眞奈美/西岡健治/鍋田尚子の34名。

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【編者紹介】

ハルオ・シラネ

コロンビア大学教授。『創造された古典 カノン形成・国民国家・日本文学』(新曜社)、『芭蕉の風景 文化の記憶』(角川書店)、『夢の浮橋 『源氏物語』の詩学』(中央公論社)、『四季の創造 日本文化と自然観の系譜』(角川選書)、『越境する日本文学研究 カノン形成・ジェンダー・メディア』(編著、勉誠出版)、『世界へひらく和歌 言語・共同体・ジェンダー』(編著、勉誠出版)、『環境という視座』(編著、勉誠出版)、『日本文学からの批評理論 アンチエディプス・物語社会・ジャンル横断』(編著、笠間書院)など。

【目次】

序 環境と二次的自然●ハルオ・シラネ
はじめに
日本における二次的自然
第一部 地理、気候、文化
第二部 四季の文化と詩歌
第三部  風俗と文芸
第四部  食文化と文芸
第五部  年中行事と芸能
おわりに

第1部 地理、気候、文化

01 海と島の文学誌●小峯和明
1 日本海から東シナ海へ
2 中央と辺境の座標軸
3 対馬の地政学
4 五島列島―みみらくの島からキリシタンの島へ
5 「ちくらが沖」と「入唐道」―海の境界
6 朝鮮半島の多島海と済州島(耽羅)
7 海南島の鑑真と蘇東坡

02 山と森の文化史―山林にて、虎と遭う●北條勝貴
1 はじめに―中国の自然環境とトラ
2 虎を呪う/虎で呪う―山林の生業・信仰から
3 虎に変わる/虎を変える―志怪・伝奇とトラのエスノグラフィー
4 おわりに―〈素材化〉の果て

03 風水と文化―風水術の持つ宗教性●宮﨑順子
1 はじめに
2 理気派風水における神格の存在
3 形法風水術における祖先・死後の世界へのまなざし
4 謝土・斬草―土地神の解除―祟る土地神
5 おわりに

04 隠遁思想と文芸―山から都会へ●陸晩霞
1 はじめに
2 山林隠逸の伝統から山水清き処への遁世へ
3 「大隠」意識と心の隠遁
4 都会の中に作られる山林
5 おわりに

05 歌枕と名所―湯殿山から象潟へ●錦仁
1 歌枕と名所
2 名所をめぐる旅
3 湯殿山から象潟へ―西行の歩いた道
4 地方における名所の意義
5 杉山廉の名所観
6 おわりに

06 災害と文学●佐伯真一
1 はじめに
2 中国の天人相関思想と日本
3 日本の災害観
4 日本の災害観と鎌倉時代の文学
5 おわりに

07 女と妖怪―うぶめを中心に●安井眞奈美
1 出産と妖怪
2 東アジアにおける産死者の妖怪
3 恐怖の存在としての女?

08 脱人間中心主義の文学―石牟礼道子の《魂の秘境》●野田研一
1 石牟礼道子にとって自然物とはなにか?
2 「形影相伴う」世界
3 『春の城』(一九九九年)―アニマと横溢する自然物

第2部  四季の文化と詩歌―二次的自然の世界

01 詩歌と物語の四季―〈冬の夜〉を中心に●李愛淑
1 はじめに
2 『古今集』の冬
3 『源氏物語』の冬の夜
4 朝鮮王朝の詩歌から
5 おわりに

02 詩歌と絵画・画賛の文化―日本中世禅林を中心に●堀川貴司
1 詩と書と画
2 画賛研究の意義
3 瀟湘八景
4 日本への移入と普及
5 瀟湘八景詩の例
6 富士山
7 宋濂作品における表現
8 富士山の画賛詩
9 おわりに

03 庭園の意匠―古代インド・東アジアの方形池をめぐって●多田伊織
1 はじめに
2 古代中国の庭園と王権
3 古代中国の方形池
4 古代朝鮮半島の方形池
5 日本の方形池
6 仏教の池
7 浴池の語の例
8 梵本と漢訳 二つのSukhāvatī-vyūha
9 弥勒浄土「兜率天」の池の描写
10 南朝の寺院と喜捨
11 おわりに

04 屛風絵と貴族社会●井戸美里
1 はじめに
2 屛風絵の空間―寝殿造の空間を彩る調度
3 花鳥画の吉祥性と装飾性
4 東アジアを往還する花鳥画

05 季節の哲学―麻衣、着れば懐かし●天野雅郎
1 季節の感触
2 季節の誕生
3 季節の更新
4 季節の循環
5 季節の黄昏

06 歳寒三友と四君子●宮崎法子
1 はじめに
2 歳寒三友
3 松竹梅にまつわる記憶
4 四君子
5 墨竹、墨梅、墨蘭
6 おわりに

第3部 風俗と文化

01 化粧・髪型と文化●平松隆円
1 はじめに―なぜ人は化粧をするのか
2 化粧は誰が行うものなのか
3 化粧の起源としてのイレズミ
4 イレズミ以外の古代の化粧
5 化粧は赤から白へ
6 大陸の化粧方法の影響
7 化粧の通文化性と固有性

02 染織の模様と文化●小山弓弦葉
1 はじめに
2 先史時代における染織文化の交流
3 七世紀から八世紀におけるコスモポリタニズム
4 中世における東アジアの染織文化
5 宋元以後における中国と日本の特性
6 おわりに

03 香と文化●堀口悟
1 はじめに
2 家康と王朝文化
3 沈香の交易と政権
4 家康の「香」輸入
5 おわりに

04 都市図の発達と風俗画●崔京国
1 張択端『清明上河図』
2 画題としての「清明上河図」
3 朝鮮における『清明上河図』
4 『清明上河図』と『太平城市図』
5 『清明上河図』と『洛中洛外図』
6 消費される風俗

05 肥前磁器に描かれた文様と古典文学●Nguyen Thi Lan Anh
1 はじめに
2 肥前磁器について
3 文学と肥前磁器に描かれたモチーフ

06 妓女と遊女の文化●山田恭子
1 妓女と遊女
2 朝貢としての妓女
3 妓女の賎人化
4 妓女の生活文化と年中行事
5 妓女の精神文化と儒教

07 境界を越える名妓吉野●渡辺憲司

1 花供養
2 世之介と吉野
3 『色道大鏡』
4 長崎の遊女

08 春画●山本ゆかり

1 はじめに
2 中国の春画
3 中国の房中書と春画
4 房中書の伝来と日本の偃息図
5 中国の春画と浮世絵
6 朝鮮の春画

第4部 食文化と文芸

01 食文化と料理●原田信男
1 はじめに―東アジアの食文化
2 日本の食文化の特色
3 日本的料理文化の成立と展開
4 北海道・沖縄と東アジア

02 米や酒そして作物―韓国と日本の比較を通して●伊藤信博
1 はじめに
2 室町時代における大唐米
3 日本と朝鮮半島の酒造りについて
4 おわりに

03 茶の文化と文芸●石塚修

1 はじめに
2 『類舩集』にみられる中国茶文化
3 文人を演出する茶
4 おわりに

04 年中行事と食―『宇多天皇御記』にみる●劉暁峰
1 はじめに
2 十月初亥餅に見られる節日の原理
3 「縁起が良い」の原理と「縁起が悪い」の原理
4 偉大になる高辛氏
5 古代中国の「神々の流竄」
6 三月三日の桃花餅にまつわる未解決の謎

05 ベトナムの竈神●鍋田尚子
1 はじめに
2 ベトナムの竈神
3 ベトナム各地域の竈神
4 おわりに

第5部 年中行事と芸能

01 東アジアの儺―鬼神往還祭儀●野村伸一
1 東アジアの儺
2 大儺
3 東アジアの民間の儺の諸相
4 おわりに―オニも内へ

02 年迎えと祖霊祭祀―古代からの伝承・歴史と現代●松尾恒一
1 「年」と稲作祭祀
2 火の継承
3 餅と生命の更新
4 儺儀と方相氏
5 西洋における〝新年〟
6 日本の華僑社会の先祖祭祀「普度」と餓鬼王〝焦面大士〟
7 航海安全の女神〝媽祖〟と海賊、普度・先祖祭祀

03 舞・踊り・歌謡●諏訪春雄
1 舞と踊りと振り
2 かたりとはなしとうた
3 シャーマンの演じる芸能・演劇

04 シャーマンと芸能―折口信夫を読み直すために●斎藤英喜
1 読み直される折口学と「アジア」
2 異形の神・安曇磯良
3 「中世神楽」の世界へ

05 政治と怨霊、鎮魂―怨霊となった崇徳院と端宗●韓正美
1 はじめに
2 崇徳院と端宗の生い立ち
3 崇徳院を取り巻く政治
4 端宗を取り巻く政治
5 崇徳院・端宗の祟りと鎮魂
6 おわりに

06 パンソリと浄瑠璃の「語り」●西岡健治
1 はじめに
2 「語り」の発生と〈ことだま論〉
3 「語り」の舞台と上演作品

執筆者一覧
索引

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執筆者一覧

掲載順①現職②専門③主要著書・論文


編著者◉ハルオ・シラネ→奥付

小峯和明(こみねかずあき)
①立教大学名誉教授、中国人民大学高端外国専家
②『説話の森─中世の天狗からイソップまで』(岩波現代文庫、二〇〇一年)、『中世日本の予言書─〈未来記〉を読む』(岩波新書、二〇〇七年)、『遣唐使と外交神話』(集英社新書、二〇一八年)

北條勝貴(ほうじょうかつたか)
①上智大学教授
②東アジア環境文化史
③『環境と心性の文化史』上・下(共編著、勉誠出版、二〇〇三年)、『寺院縁起の古層─注釈と研究』(共編著、法藏館、二〇一五年)、『パブリック・ヒストリー入門─開かれた歴史学への挑戦』(共編著、勉誠出版、二〇一九年)

宮﨑順子(みやざきよりこ)
①関西大学非常勤講師
②中国民間信仰(風水)
③「伝郭璞『葬書』の成立と変容」(『日本中国学会報』58、二〇〇六年)、「音韻による風水占い」(武田時昌編『陰陽五行のサイエンス 思想編』京都大学人文科学研究所、二〇一一年)、「方位は幸せを運ぶ─神々のいる風水術」(三浦國雄 編『術の思想─医・長生・呪・交霊・風水』風響社、二〇一三年)

陸 晩霞(りくばんか) 
①上海外国語大学教授(中国)
②日本古典文学、和漢比較文学
③「樹上法師像の系譜─鳥窠禅師伝から『徒然草』へ」(『アジア遊学』一九七号、勉誠社、二〇一六年)、「試論『世説新語』対『徒然草』的影響」(中国比較文学会『中国比較文学』二〇一九年第二期)、『遁世文学論』(武蔵野書院、二〇二〇年)

錦 仁(にしきひとし)
①新潟大学名誉教授
②中古・中世文学
③『なぜ和歌(うた)を詠むのか : 菅江真澄の旅と地誌』(二〇一一年)、『日本人はなぜ、五七五七七の歌を愛してきたのか』(編著、二〇一六年)、『文学研究の窓をあける:物語・説話・軍記・和歌』、(編著、二〇一八年、以上笠間書院)

佐伯真一(さえきしんいち)
①青山学院大学教授
②中世文学
③『平家物語遡源』(若草書房、一九九六年)、『戦場の精神史─武士道という幻影』(日本放送出版協会、二〇〇四年)、『武国日本─自国意識とその罠』(平凡社、二〇一八年)

安井眞奈美(やすいまなみ)
①国際日本文化研究センター教授
②民俗学、文化人類学
③『出産環境の民俗学─〈第三次お産革命〉にむけて』(昭和堂、二〇一三年)、『怪異と身体の民俗学─異界から出産と子育てを問い直す』(せりか書房、二〇一四年)、『グリーフケアを身近に─大切な子どもを失った哀しみを抱いて』(編著、勉誠出版、二〇一八年)

野田研一(のだけんいち)
①立教大学名誉教授
②アメリカ文学、環境文学
③『交感と表象─ネイチャーライティングとは何か』(松柏社、二〇〇一年)、『自然を感じるこころ─ネイチャーライティング入門』(筑摩書房、二〇〇七年)、『失われるのは、ぼくらのほうだ─自然・沈黙・他者』(水声社、二〇一五年)

李 愛淑(いえすく)
①国立韓国放送大学教授(韓国)
②物語文学
③「王朝の時代と女性の文学」(『王朝人の生活誌』森話社、二〇一三年)、『色彩から見た王朝文学─韓国の「ハンジュンロク」と「源氏物語」の色』(笠間書院、二〇一五年)、「紫式部の内なる文学史─「女の才」を問う」(『文学史の時空』 笠間書院、二〇一七年)

堀川貴司(ほりかわたかし)
①慶應義塾大学附属研究所斯道文庫教授
②日本漢文学
③『詩のかたち・詩のこころ 中世日本漢文学研究』(若草書房、二〇〇六年)、『五山文学研究 資料と論考』(正・続、笠間書院、二〇一一・一五年)

多田伊織(ただいおり)
①大阪府立大学講師・客員研究員
②仏教説話、日中文化交流史、医学史(日本・中国)、中国古典文学
③『日本霊異記と仏教東漸』(法蔵館、二〇〇一年)、「受命と改元─漢末の改元をめぐって」(水上雅晴編『年号と東アジア─改元の思想と文化』八木書店、二〇一九年)、「絵画と説話─古代において仏教説話はいかに語られたのか」(倉本一宏他編『説話の形成と周縁 古代篇』臨川書店、二〇一九年)

井戸美里(いどみさと)
①京都工芸繊維大学准教授
②日本美術史、表象文化論
③『戦国期風俗図の文化史─吉川・毛利氏と「月次風俗図屛風」』(吉川弘文館、二〇一七年)、『東アジアの庭園表象と建築・美術』(編著、昭和堂、二〇一九年)

天野雅郎(あまのまさお)
①和歌山大学教授・図書館長
②哲学
③「教養の哲学」(和歌山大学教育学部紀要、二〇一二年)、「教養の森、インゴルシュタットの森」(和歌山大学「教養の森」センター年報、二〇一五年)、「大学とは何か」(和歌山大学の歴史と展望、二〇一七年)

宮崎法子(みやざきのりこ)
①実践女子大学教授
②中国美術史
③『世界美術大全集 東洋編 8 明』(共編著、小学館、一九九九年)、『花鳥・山水を読み解く─中国絵画の意味』(角川書店、二〇〇三年/文庫版:ちくま学芸文庫、二〇一九年)、『中国絵画の内と外』(中央公論美術出版、二〇二〇年)

平松隆円(ひらまつりゅうえん)
①東亜大学芸術学部トータルビューティ学科長・准教授
②化粧心理学、化粧文化論
③『化粧にみる日本文化』(水曜社、二〇〇九年)、『邪推するよそおい─化粧心理学者の極私的考察』(繊研新聞社、二〇一四年)、『黒髪と美の歴史』(KADOKAWA、二〇一九年)

小山弓弦葉(おやまゆづるは)
①東京国立博物館学芸研究部工芸室長
②日本東洋染織史
③『「辻が花」の誕生─〈ことば〉と〈染織技法〉をめぐる文化資源学』(東京大学出版会、二〇一二年)、『日本の伝統模様』全三巻(監修、汐文社、二〇一八年)、「日本におけるタイ向け輸出用更紗に関する一試論」(『アジア仏教美術論集 東南アジア編』中央公論美術出版、二〇一九年)

堀口 悟(ほりぐちさとる)
①茨城キリスト教大学教授・放送大学客員教授
②日本古典文化
③「『九雲夢』の楊少游と『源氏物語』の六条院」(『韓国の古典小説』ぺりかん社、二〇〇八年)、『香道秘伝書集註の世界』(笠間書院、二〇〇九年)、『江戸初期の香文化─香がつなぐ文化ネットワーク』(共著、文学通信、二〇二〇年)

崔 京国(ちぇきょんくっく)
①明知大学教授(韓国)
②江戸文学
③「江戸時代における「展示型見立て」─開帳を模倣したイメージの展覧会」(『国際日本文学研究集会会議録』(35)1─32、二〇一二年三月、国文学研究資料館)、「日本における「乳虎図」の様相」(『アジア遊学』163、二〇一三年四月、勉誠出版)、「江戸時代の絵画に描かれた加藤清正の虎狩」(『アジア遊学』195、二〇一六年三月、勉誠出版)

Nguyen Thi Lan Anh(ぐぇん・てぃ・らん・あぃん)
①ハノイ大学講師(ベトナム)
②歴史学、日本文化史
③"The Overseas Chinese in Nagasaki in the XVII and XVIII Centuries" Vietnam National University, Journal of Social Sciences and Humanities, Vol 5, 1b, 2019、「史料からみた波佐見磁器─18〜19世紀「くらわんか」を中心に」(『多文化社会研究』6、長崎大学多文化社会学部、二〇二〇年)

山田恭子(やまだきょうこ)
①近畿大学准教授
②朝鮮古典文学・日朝比較文学
③『日朝古典文学における男女愛情関係─17〜19世紀の小説と戯曲』(勉誠出版、二〇一七年)、「宇野秀彌の新資料とその生涯について」(『近畿大学教養・外国語教育センター紀要・外国語編』10─2、二〇一九年)、 「東アジアの交流と日朝比較文学─「武威」と「文華」をキーワードに」(廣田收・岡山善一郎編『日韓比較文学研究』9、日韓比較文学研究会、二〇二〇年)

渡辺憲司(わたなべけんじ)
①立教大学名誉教授
②日本近世文学
③「江戸吉原叢刊」(編著、八木書店、二〇一〇年)、「江戸遊里の記憶:苦界残影考」(ゆまに書房、二〇一七年)、「いのりの海へ:出会いと発見大人の旅」(婦人之友社、二〇一八年)

山本ゆかり(やまもとゆかり)
①多摩美術大学・和光大学・中央大学非常勤講師
②日本近世絵画史
③『上方風俗画の研究』(藝華書院、二〇一〇年)、「水辺の女─西川祐信画にみる水流と美人」(論集『西川祐信を読む』立命館大学アートリサーチセンター、二〇一三年)、『春画を旅する』(柏書房、二〇一五年)

原田信男(はらだのぶを)
①国士舘大学名誉教授・京都府立大学客員教授
②日本文化論・日本生活文化史
③『江戸の料理史』(中公新書、一九八九年)、『中世の村のかたちと暮らし』(角川選書、二〇〇八年)、『江戸の食生活』(岩波書店、二〇〇九年)

伊藤信博(いとうのぶひろ)
①椙山女学園大学教授
②日本文化史
③『『酒飯論絵巻』影印と研究:文化庁・フランス国立図書館本とその周辺』(臨川書店、二〇一五年)、「擬人化の転換期において」(『妖怪・憑依・擬人化の日本文化─異類文化学入門』笠間書院、二〇一六年)、「水陸斎図、掲鉢図からみた植物の擬人化の様相」(『西のモンスター・東の妖怪』勉誠出版、二〇一八年)

石塚 修(いしづかおさむ)
①筑波大学教授
②日本近世文学・茶の湯文化研究
③『西鶴の文芸と茶の湯』(思文閣出版、二〇一四年)、「『万の文反古』巻一の四「来る十九日の栄耀献立」再考─献立のどこが「栄耀」なのか」(『近世文藝』100、二〇一四年)、『茶の湯ブンガク講座』(淡交社、二〇一六年)

劉 暁峰(りゅうぎょうほう)
①清華大学教授(中国)
②日本歴史、民俗学
③『古代日本における中国年中行事の受容』(桂書房、二〇〇二年)、『寒食節』(中国社会出版社、二〇〇六年)、『東アジアの時間:歳時文化の比較研究』(中華書局、二〇〇七年)

鍋田尚子(なべたなおこ)
①タンロン大学講師(ベトナム) 
②民俗学
③「ベトナム・フエ地域のオンタオ崇拝」(『地域文化論叢』16、沖縄国際大学大学院地域文化研究科、二〇一五年三月)、「版画に描かれたモティーフとオンタオ儀礼─シン村オンタオ版画を中心に」(『非文字資料年報』12、神奈川大学日本常民文化研究所非文字資料研究センター、二〇一六年三月)、「檳榔とキンマをめぐるベトナムの民俗」(『比較民俗研究』33、比較民俗研究会、二〇一九年三月)

野村伸一(のむらしんいち)
①慶應義塾大学名誉教授
②東アジア地域文化研究
③『巫と芸能者のアジア』(中央公論社、一九九五年)、『東シナ海祭祀芸能史論序説』(風響社、二〇〇九年)、『東アジア海域文化の生成と展開─〈東方地中海〉としての理解』(編著、風響社、二〇一五年)

松尾恒一(まつおこういち)
①国立歴史民俗博物館教授、千葉大学大学院客員教授
②民俗宗教、日中文化交流史
③『物部の民俗といざなぎ流』(吉川弘文館、二〇一一年)、『儀礼から芸能へ─狂騒・憑依・道化』(角川学芸出版、二〇一一年)、『日本の民俗宗教』(筑摩書房、二〇一九年)

諏訪春雄(すわはるお)
①学習院大学名誉教授
②比較芸能史
③『日本王権神話と中国南方神話』(角川書店、二〇〇五年)、『霊魂の文化誌』(勉誠出版、二〇一〇年)、『日本の風水』(角川選書、二〇一八年)

斎藤英喜(さいとうひでき)
①佛教大学教授
②神話・伝承学
③『神楽と祭文の中世』(共編、思文閣出版、二〇一六年)、『折口信夫─神性を拡張する復活の喜び』(ミネルヴァ書房、二〇一九年)、『増補・いざなぎ流 祭文と儀礼』(法蔵館、二〇一九年)

韓 正美(はんじょんみ)
①上智大学グリーフケア研究所客員教授・東京大学大学院客員研究員
②日本古典文学
③『キーワードで読む『源氏物語』』(共著、JnC、二〇一三年)、『源氏物語における神祇信仰』(武蔵野書院、二〇一五年)、「富士信仰の変容様相─古代・中世文芸を中心に」(『日語日文学研究』110、韓国日語日文学会、二〇一九年)

西岡健治(にしおかけんじ)
①福岡県立大学名誉教授
②朝鮮古典文学
③『春香伝の世界─その通時的研究』(法政大学出版局、二〇〇二年)、「完板八十四張本『烈女春香守節歌』に見る非妓生的表現の考察」(大谷森繁博士古稀記念朝鮮文学論叢刊行委員会編『朝鮮文学論叢』白帝社、二〇〇二年)、「日本における『春香伝』翻訳の初期様相─桃水野史訳『鶏林情話春香伝』を対象として」(『福岡県立大学人間社会学部紀要』13─2、二〇〇五年)

[翻訳]

北村結花(きたむらゆいか)
①神戸大学大学院准教授
②比較文学・比較文化
③「千年の時をかける少年少女─児童書における『源氏物語』の現在」(『文学・語学』219、全国大学国語国文学会、二〇一七年)、「「光源氏」を書き変える」(寺田澄江他編『源氏物語を書きかえる 翻訳・注釈・翻案: 二〇一七年パリ・シンポジウム』青簡舎、二〇一八年)、ハルオシラネ『四季の創造:日本文化と自然観の系譜』(翻訳、角川選書、二〇二〇年)