横浜開港資料館 ミニ展示コーナー「丸善の初荷風景」(2019年1月4日(金)~2月28日(木) 、横浜開港資料館新館2階ミニ展示コーナー)

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

研究会情報です。

●公式サイトはこちら
http://www.kaikou.city.yokohama.jp/news/event-guide.html

--------------------

丸善の初荷風景2019.1.4
会期:1月4日(金)~2月28日(木)
会場:横浜開港資料館新館2階ミニ展示コーナー

【初荷は江戸時代から始まった行事で、1月2日、商家の仕事始めに行なわれました。新調したはっぴや手拭を着用し、卸商人は小売店へ、小売商人は有力な得意先へそれぞれ商品を届けました。初荷を運ぶ自動車には、幟旗(のぼりばた)が立てられました。

写真は近年寄贈を受けたもので、1936(昭和11)年正月、丸善による初荷風景です。中区若葉町の文房具問屋信林堂の店先に、正月飾りを付けた4台のトラックを連ねて初荷を届けたところです。荷台にはインキの箱が積まれ、「日本のインキを代表する丸善アテナインキ」の幡旗が翻っています。

輸入書籍や用品販売で知られる丸善は、早矢仕有的(はやし・ゆうてき)が、1869(明治2)年に横浜で創業した書店丸屋が前身です。屋号の丸は「地球」にちなんだもので、世界を相手に商売するという意味が込められていました。1870年には日本橋に支店を開設し、のちに本店としました。

ここでは、丸善の初荷風景に関する資料を紹介します。】