【連載】江戸の勉強術(古畑侑亮)

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受験、スキルアップ、資格試験、自己を高めるための数々のセミナー。書店に並ぶ受験参考書や自己啓発本、独学本......。令和の時代を生きる私たちは、好むと好まざるを問わず生涯「勉強」と付き合っていかなければなりません。

では、学校や大学といった近代教育制度が存在せず、学問による立身出世が保証されていなかった時代に人々は勉強していたのでしょうか? あるいはどのように勉強していたのでしょうか?

本連載では、歴史研究者・古畑侑亮が、古文書や書籍を読み解きながら、江戸の人々の勉強術に迫ります。おおよそ読み・書き・そろばんの順に、読書術、ノート術から養生術まで、学問としては儒学や国学、そして、医学・博物学まで幅広く取り上げていく予定です。

近くて遠い江戸時代の勉強術を知ることはきっと、近代につくられた教育制度が足もとから揺らぎ、大きな転換を求められている令和の時代の学びのあり方を考える手がかりとなるはずです。


── 書いた人 ──

古畑侑亮(ふるはた・ゆうすけ)

獨協大学国際教養学部言語文化学科特任講師。
専門は、日本近世史・19世紀史学史。江戸から明治を生きた市井のコレクターや戦前の郷土史家の蒐集活動・歴史意識について研究している。
一橋大学大学院修了。博士(社会学)。

著書に、『コレクションと歴史意識―十九世紀日本のメディア受容と「好古家」のまなざし―』(勉誠社、2024年)。主な論文に、「戦前における在野研究者の蒐集活動と史料認識―金沢甚衛の河川交通史研究―」(『大倉山論集』第67輯、2021年3月)、「明治初期の旧旗本領におけるネットワークと歴史意識―佐久間家の旧知行所を事例として―」(『人民の歴史学』第230号、2021年12月)、「幕末における国学者の文献考証と遺跡認識 ―色川三中『黒坂命墳墓考』稿本の比較から―」(『土浦市立博物館紀要』第33号、2023年3月)などがある。
https://researchmap.jp/yusuke_old


── 目次 ──

第0回 令和の勉強術ブーム~私たちはいかに学べばよいのか?~(2022年7月31日公開)

第1回 江戸の図書館術~人々はいかにして本を手に入れたか?~(2022年8月26日公開)

第2回 江戸のサロン術~人々はいかにして集ったか?~(2022年11月4日公開)

第3回 江戸の読書術~人々はいかにして読んだか?~(2023年2月17日公開)