橋口侯之介『江戸の古本屋 近世書肆のしごと』(平凡社)

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橋口侯之介氏よりいただきました。

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橋口侯之介
ISBN 9784582468229
Cコード・NDCコード 0000 NDC 023.1
判型・ページ数 A5判 336ページ

版元公式サイト
http://www.heibonsha.co.jp/book/b378065.html

【近世に始まった本屋は、新刊本の版元であるばかりでなく、むしろ古本の取り扱いを経営基盤とした。多様な史料から、仲間組織、商習慣など本を商う実態とその本質をとらえる。】

【目次】

まえがき

序章 江戸時代の本屋というもの

第一章 本屋の日記から 風月庄左衛門の『日暦』
1 同業者集団の意義
2 古本の業務
3 風月庄左衛門の出版
4 江戸の本屋・松沢老泉の日記

第二章 本屋仲間と古本
1 同業者仲間の意義
2 本屋仲間の成立へ
3 仲間における古本部門
4 江戸時代古書市の利用規程
5 もう一つの古本流通 売子・セドリ・貸本屋

第三章 江戸時代の書籍流通
1 本屋の特殊な業務
2 本屋間の独特の精算法 本替・入銀
3 私家版と本屋
4 唐本の流通
5 草紙屋
6 地方の本屋 博多と名古屋の事例

第四章 経師の役割 書物の担い手として
1 明治初期の古本屋
2 出版界の激動 明治二十年問題とは