神戸女子大学古典芸能研究センター「版木と近代の木版本 ―檜書店旧蔵の版木から―」(2018年7月2日(月)~8月31日(金))

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展示会情報です。

●公式サイトはこちら
http://www.yg.kobe-wu.ac.jp/geinou/07-exhibition1/2018c.html

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※図録がデッドリンク(2018.06.20記)

2018年7月2日(月)~8月31日(金)
土・日・祝日および7月9日~13日・8月13日~17日休室
開室時間:午前10:00~午後5:00

【古典芸能研究センターは、謡本・能楽専門出版社の檜書店から寄贈を受けた版木三、三〇〇枚あまりを所蔵しています。版木は文字などが彫刻された板で、木版印刷(製版)に使われます。木版印刷は一般的に近世のものとされ、近代に入ると特別な美術品以外は活版(金属)や石版・銅版印刷に変わったと思われがちです。しかし実際には、明治半ばまでは木版による出版も多く、檜書店も明治末頃まで版木を使っていました。現在センターが所蔵する版木はその一部です。
 この大半は謡本用ですが、能関係の解説書や仕舞の型を記した型付用のものも含まれています。サイズや年代も多種多様です。センターでは、これらの版木を「檜書店旧蔵版木データベース」として公開しています。これまでは、版木の中の文字が彫られた部分だけの写真しか見ることができませんでしたが、この度、版木全体の様子がわかるカラー写真も追加しました。そこで、この機会に、版木とそれを用いて作られた版本の展示を行います。なかには、銅版刷の本でも題簽だけは木版という場合もあります。近代になっても、版木が幅広く使われ続けていた様子をご覧ください。 】