第20回能楽セミナー「シンポジウム 以心伝心・以身伝身―「ワザを伝えるワザ」とは何か?―」(2018年3月12日(月)13:00~17:00、法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナードタワー26階 スカイホール)

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
http://kyoten-nohken.ws.hosei.ac.jp/info/2018/2922/

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※ほか資料展示・ワークショップ、あり。詳細は上記サイトへ。

【「能の技芸伝承」を大きなテーマに、シンポジウムと資料展示、ワークショップを計画しました。身体芸術である能は、どんな名人上手が演じても、形として残ることはありません。演じられては消えていく複雑な身体所作や、そこから生まれる言うに言われぬ魅力は、いったいどのように伝承されてきたのでしょうか。
資料展示では、所作やそのタイミングを書き留めた型付、囃子各パートの譜である囃子付、簡略な舞台装置である作リ物の寸法を記した作リ物付等々の古資料のほか、絵図・写真・動画等、能の舞い方を伝えるために工夫された近代以降のメディアも紹介します。
シンポジウムでは、こうしたさまざまな資料について書き手や伝承の様態を概観するとともに、実際の稽古の場における指示の出し方・受け止め方、指示によりどう「上達」するかなど、師弟間のコミュニケーションの問題を考えます。また、ワークショップでは、型付や足取り図などの情報でどのくらい舞えるのか、師匠の指示で舞う場合との違いも試してみたいと思います。】

《日時》3月12日(月)13:00~17:00
《会場》法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナードタワー26階 スカイホール
*申込不要・入場無料

1能の技芸伝承―趣旨説明をかねて―   山中玲子(法政大学能楽研究所所長)
2所作を書き留め伝える技術―型付の機能を考える―   深澤希望(法政大学大学院博士後期課程)
3技芸伝承におけることばと身体―素人稽古のコミュニケーションを分析する― 横山太郎(跡見学園女子大学准教授)
4客観的な動作分析からみたワザ伝達の要因(大島氏稽古のデータを踏まえて)  林容市(法政大学文学部心理学科講師)
5玄人の稽古・素人の稽古  大島輝久(シテ方喜多流能楽師) 聞き手 山中玲子
6全体討論