国際日本文化研究センター 第53回 国際研究集会「テーマ: 世界史のなかの明治/世界史にとっての明治」(2018年12月14日 - 2018年12月16日、国際日本文化研究センター 第1共同研究室、要申し込み研究者限定)

このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote Share on Tumblr

研究会情報です。

●公式サイトはこちら
http://research.nichibun.ac.jp/ja/events/archives/intr_kenkyu_shukai/cal/2018/12/14/s001/index.html

--------------------

※詳細は上記サイトへ。

開催日時:平成30年12月14日(金) ~ 平成30年12月16日(日)
会場:国際日本文化研究センター
使用言語:日本語または英語。ディスカッションは日本語。

【開催趣旨
本年度は明治維新 150 年にあたる。「坂の上の雲」を目がけて疾駆した時代は、日本近代史上の青春時代として今なお深い思い入れをもって回顧される。だが、すでに青春期を過ぎ、空前の成熟社会ないし老成社会に入ろうとしている今日、また近隣諸国との間に深刻な摩擦を抱えている現下の状況において、そのような懐旧の念のみでこの時代を振り返ることは、かえってこの社会が直面している諸問題に目を閉ざす結果にならないかと危惧される。
明治 150 年を機として日本の近代化の歩みを振り返るに当たってより生産的なのは、明治日本の歴史を単に日本国民の歴史として終わらせるのではなく、その世界史的な意義を国際的に発信していくことであろう。西洋文明の圏外に属していたひとつの国家が、西洋文明に由来する価値観や制度を受容し、その定着に大きな成果を収めて近代化を達成した。そのことが極めて稀有な人類の歴史的経験であることは疑いの余地がない。日本は西洋文明の普遍性や近代化の功罪を自らの歴史を踏まえて国際的に発言できる特権的な立場にある。新たに国家建設に携わろうとする世界中の人々に対して、日本は自らの近代化の成功と失敗を理論化して伝える責務を有しているとすら言える。
以上の点を念頭に置き、明治日本の世界史的意義を討議するための国際シンポジウムを開催する。すでに国際日本文化研究センターでは、本事業の実施責任者である瀧井がプロジェクト・リーダーとして、「明治日本の比較文明史的考察」と題する共同研究会を 2015 年度から行ってきた。そこでは、明治を可能とした思想と条件を内外の視点から複眼的に考察し、人類社会の遺産として明治を考え直すことが課題とされている。本シンポジウムは、その集大成として、これまでの共同研究の成果を広く海外の日本研究の潮流と接合することを企図して開かれるものである。そのために、世界各地域から第一線で活躍する研究者を招聘し、日文研において共同討議の場を設ける。
明治日本の再現を唱えるのではなく、それを終わった歴史として客観化すると同時に、そこから人類社会の発展に寄与できるような知的資源を抽出するためのアカデミズムの国際的連携の場となることを目指したい。】