法政大学 江戸東京研究センター Project2 江戸東京のユニークさ・シンポジウム「追憶のなかの〈江戸〉」(2019年2月20日(水)午後・21日(木)午前・午後、法政大学市ヶ谷キャンパスゲート棟6階G602)

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研究会情報です。


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江戸は人びとの記憶のなかでどのような都市として再構成されたのか―

〈追憶〉という行為は江戸時代に始まっていました。その代表的なジャンルである考証随筆をはじめ、近世・近代の小説や詩歌など、江戸にかかわる記述、すなわち人びとの記憶のなかで、江戸という都市はどのように再構成されたのでしょうか。そこで選ばれた対象、光が当てられた面はなんだったのか、反対に目を向けられなかったもの、側面とはなんだったのか。そこで再確認された〈江戸〉像、またそこに生きる/生きた人びとのアイデンティティとは、どのようなものであったのか。こうした問題について、多方面から探ってみたいと思います。

事前申し込み不要

日時・場所
2019年2月20日(水)午後・21日(木)午前・午後
法政大学市ヶ谷キャンパスゲート棟6階G602
千代田区富士見2-17-1 最寄り駅:JR・地下鉄 飯田橋駅・市ヶ谷駅

2月20日 13:00-17:30
真島 望(成城大学・非) 菊岡沾凉著『本朝世事談綺』考―享保期江戸の風俗考証―
小林ふみ子(法政大学) 大田南畝と武家故実家瀬名貞雄の考証
有澤知世(国文学研究資料館) 山東京伝と元禄歌舞伎
神田正行(明治大学) 馬琴の江戸地理考証
金 美眞(韓国外国語大学・非) 近世期の日本人と朝鮮人の目で見た<江戸像>
◇全体討論

2月21日 10:00-17:00
阿美古理恵(国際浮世絵学会事務局) 考証随筆のなかの師宣と一蝶
佐藤 悟(実践女子大学) 千年飴をめぐる諸問題―柳亭種彦の考証随筆―
中丸宣明(法政大学) 明治における考証随筆
合山林太郎(慶応義塾大学) 近世・近代の漢詩文における江戸の〈名所〉と〈風景〉
出口智之(東京大学) 近世絵入り文芸の残照―近代口絵・挿絵に残る江戸―
大塚美保(聖心女子大学) 鷗外歴史叙述に見る〈江戸〉の座標系
関口雄士(法政大学・院) 石川淳の〈江戸留学〉
◇全体討論

法政大学 江戸東京研究センター
〒102-0073東京都千代田区九段北3-2-3九段校舎別館1F
Tel:03-3264-9682 Mail:edotokyo-jimu@ml.hosei.ac.jp