国際日本文化研究センターシンポジウム「投企する太平記―歴史・物語・思想」(平成30年11月17日(土)、18日(日)、日文研・第1共同研究室)【呉座勇一氏プロデュース】

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
http://ryufu2.blog.fc2.com/blog-entry-1340.html

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国際日本文化研究センター共同研究
「投企する古典性―視覚/大衆/現代」
研究代表者 荒木 浩

平成30年度・第4回共同研究会(シンポジウム)のお知らせ

 【すっかり秋めいて参りましたが、いかがお過ごしでしょうか。本年度第4回共同研究会を開催のお知らせを申し上げます。
今回は、日文研・呉座勇一氏のプロデュースで、シンポジウム「投企する太平記―歴史・物語・思想」を開催します。『太平記』は先行する国内外の作品をいかに咀嚼して生成したのか。『太平記』の物語構造や世界観、歴史認識、知識体系などが、近世・近代・現代の文芸作品や歴史叙述、思想などにいかに影響を与えたのか。さらには『太平記』が注釈本やパロディ作品も含めてどのように享受されていったのか。このような『太平記』世界の歴史的展開にフォーカスして、歴史学研究、文学研究、思想史研究を横断する5人のゲストスピーカーをお招きし、議論を行います。
日文研の大衆文化研究プロジェクト(http://taishu-bunka2.rspace.nichibun.ac.jp/)の一環でもあります。万障繰り合わせの上、よろしくご参集ください。】

日時:平成30年11月17日(土)、18日(日)
場所:日文研・第1共同研究室
17日
12:30~ 開場、事務手続き
13:00~ 開会挨拶 荒木 浩(日文研)
13:05~13:20 趣旨説明 呉座勇一(日文研)

第一セッション
13:20~14:20 和田琢磨(早稲田大学)
「『太平記』と武家―南北朝・室町時代を中心に―」
14:20~15:20  谷口雄太(立教大学兼任講師)
「「太平記史観」をとらえる―足利氏研究の事例から―」(仮)
コーヒーブレイク

第二セッション
15:40~16:40 井上泰至(防衛大学校)
「『太平記』の近世的派生/転生―後醍醐・楠像を軸に―」
16:40~17:40 伊藤慎吾(日文研客員准教授)
「妖怪資料としての『太平記』受容」(仮)

18日
9:45~ 開場、事務手続き

第三セッション
10:00~11:00 亀田俊和(国立台湾大学)
「『太平記』に見る中国故事の引用」

ラウンドテーブル
11:00~11:30 小秋元段(法政大学)によるコメント
11:45~13:00 総合討論
13:00~閉会挨拶 荒木 浩