日本近代文学館 受贈記念展 矢来町のたからもの―佐藤俊夫新潮社元会長旧蔵資料の輝き―(2018年10月13日(土)-12月1日(土))

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.bungakukan.or.jp/cat-exhibition/cat-exh_current/11397/

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開館時間 午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)
観 覧 料 一般300円(団体20名様以上で一人200円)
中学生・高校生100円
*小川国夫展と同時開催
休 館 日 日曜日・月曜日・第4木曜日(10/25、11/22)
*11/3金、11/23木 の祝日は開館
編集委員 中島国彦(早稲田大学名誉教授 日本近代文学館専務理事)

【輝きに満ちた自筆資料の数々
長い歴史をもつ出版社「新潮社」は佐藤義亮によって創業され、雑誌「新潮」は今日に至るまで多くの名作を生み出してきました。

「矢来町」は、日本の近代文学とつながりの深い新潮社の、大正二年からの所在地です。「矢来町」の名から、誰もがこの出版社の名を思い浮かべるでしょう。
新潮社を支えた佐藤家には、「新潮」に掲載され、あるいは新潮社から刊行された書物にゆかりの、多くの文学者の原稿や書簡類、その他の貴重な資料が伝わっていました。その中には、これまで知られていなかった原稿類も多く含まれています。このたび夏目漱石の自筆資料を除き、「矢来町のたからもの」が日本近代文学館に一括寄贈されたのを機に、佐藤家旧蔵のかけがえのない資料を、新潮社の協力を得て、特別展として紹介できるのは、大変うれしいことです。
二葉亭四迷の時代から、石川啄木・有島武郎・菊池寛・谷崎潤一郎・佐藤春夫らを経て、戦後の太宰治の名作原稿まで、その全貌が今回明らかになります。

資料をご寄贈いただき、さらに漱石資料の特別展示にご協力下さった皆様に、改めてお礼を申し上げます。

(編集委員 中島国彦)】

●主な出品資料
原稿・草稿類
二葉亭四迷「其面影」
徳冨蘆花『子の見たる父トルストイ』序文
島崎藤村「ある女の生涯」「子に送る手紙」「熱い汗と冷たい汗」
有島武郎「白官舎」(星座)
北原白秋「月夜の風」
谷崎潤一郎「續蘿洞先生」
佐藤春夫「美人」
太宰治「斜陽」

書簡類
石川啄木 高橋兵庫宛書簡(1901年6月7日)
石川啄木 畠山亨宛はがき(1907年5月7日)
菊池寛 久米正雄・芥川龍之介宛はがき(1916年8月22日)

特別出品(夏目漱石関連資料より)
「倫敦消息」原稿
「池邊君の史論に就て」原稿
田口俊一宛自筆絵はがき(1904-05年 6通)
「新潮」編集部宛 理想の書斎についてのアンケートはがき(1915年2月5日)