平成30年度 仏教文学会4月例会「シンポジウム 講式研究のセカンドステージへ」(平成30年4月21日(土)14:00~17:35、佛教大学紫野キャンパス1‐418(1号館4F))

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研究会情報です。


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事前予約不要

期日:平成30年4月21日(土)14:00~17:35
会場:佛教大学紫野キャンパス1‐418(1号館4F)
「シンポジウム 講式研究のセカンドステージへ」

開会の辞 会場校

研究報告
趣旨説明・発表者紹介            
舩田 淳一(金城学院大学)

澄憲と講式――『如意輪講式』を起点として――  
柴 佳世乃(千葉大学)

貞慶の浄土信仰と仏道――講式を中心として――  
楠 淳證 (龍谷大学)

『神祇講式』と神楽・祭文世界      
――「講式研究のセカンドステージ」のために――
星 優也 (佛教大学(院))

パネルディスカッション                
(司会)舩田 淳一

閉会の辞                  
石川 透(慶応義塾大学)

シンポジウムの主旨
【 講式研究は筑土鈴寛氏以来の長い歴史を有するが、近年、殊に今世紀以降の研究の起点をなすのは、以下の二つであろう。まずは九十年代における山田昭全氏を中心とする講式研究会の活動であり、それは今世紀始めの二〇〇〇年に刊行された『貞慶講式集』に結実した。次は講式研究会のメンバーでもあったニールス・グュベルク氏が、ほぼ独力で構築した「講式データベース」であり、一九九七年に運用が開始され、アップデートを繰り返しながら現在なお進化を続けている。これらの成果は今や講式研究に不可欠と思われる。
 さて講式研究は上記の如き成果を受けて更に蓄積を重ねつつあるが、この辺りで一度、今世紀以降の研究進展の総括や、残されている課題の剔抉、そしてそこから導かれてくる今後の研究の方向性などについて、考えてみても良いのではないだろうか。それが本シンポを開催する動機である。そしてこのことは、講式研究が内包する可能性や射程を拓いてゆくということを考慮するとき、文学という領域のみでなされるべきではなく、学際的な形で行われるべき作業であると考える。そのため中世文学・仏教学・歴史(民俗)学という多彩な分野からパネラーを招請した。この三氏の報告を受けて、聊か大風呂敷を広げるようではあるが「講式研究のセカンドステージ」について、会場の皆さまと共に考えてみたい。】

研究会終了後懇親会を行います(18:00~)。会費5000円。