神田外語大学附属図書館 明治150年・神田佐野文庫公開記念展示「洋学貴重資料にみる絵と言葉~江戸から明治へ~」(2018年11月1日(木)~16日(金))

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.u-presscenter.jp/2018/10/post-40307.html

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神田外語大学(千葉市美浜区/学長:宮内孝久)は、同大附属図書館において11月1日(木)~16日(金)の16日間、洋学貴重資料の展示会を開催する。同図書館では本年、神田佐野文庫を設置し、7月からの若林正治コレクション蘭学資料を皮切りに、同文庫資料の公開利用を進めている。本展示は最近同文庫から続々発見された新資料や新たに購入した貴重資料を中心に、明治150年・神田佐野文庫公開を記念して開催する。

【同大附属図書館神田佐野文庫では、昨年までにオランダ人医師シーボルトが弟子の賀来佐之(かくすけゆき)に宛てた書簡(1828)や蘭学者・前野良沢(まえのりょうたく)が翻訳『火浣布(かかんふ)』(石綿、アスベスト)に使用したと推定されるオランダ語原典『諸術秘蔵』(1719-30)、ロシア漂民大黒屋光太夫自筆ロシア文字(1810年代)などが発見された。また、今夏には、江戸時代ナポレオン伝記の原典「1815ナポレオン戦役記」オランダ語写本や、組織的な近代医学教育を日本で初めて行ったオランダ人医師ポンペ・ファン・メーデルフォールトの解剖学講義録オランダ語写本(秦朴仙筆、1863)が見つかった。

 本展示では、明治150年と神田佐野文庫公開を記念して、これらの新発見資料に、新収貴重資料「ジャワ植物図譜」(F.ノローニャ原著・宇田川榕菴・辻蘭室筆写、1816頃)および「1815ナポレオン戦役銅版図入りメダル」を加え、同文庫から中浜万次郎著『英米対話捷径』(1859)、幕府復刻『英吉利文典』(1861)などの貴重英学資料を厳選し、蘭学から英学へ、江戸から明治への文明の転換を外国語学習の観点から回顧する。ほとんどが初公開資料であり、展示を通して広く一般の方々にも貴重資料を知っていただく目的の下で行われる。
 
 また、開催期間中の11月15日(木)には、同大日本研究所客員教授であり京都大学名誉教授の松田清による、洋学貴重資料に関する講演会が開催される予定。事前申込不要・参加費無料。

 神田外語大学では、「日本文化に関する国際的および学術的な総合研究ならびに世界に日本研究者との研究協力」を目的とする「日本研究所」を設置している。同研究所は、この目的を達成するため、神田佐野文庫の洋学資料および関連資料を継続的に収集しており、今後も資料研究を進め、その成果を社会的発信に役立てて行く。】