若衆関連、私の一推しグッズ?ネタ?(2) 染谷智幸

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

染谷智幸
「辰弥くんの藍色の着物姿に、独り惚れ惚れしてます」

tatsuya2.jpg

漫画家の大竹直子さんが、『男色を描く』(勉誠出版)の表紙(西鶴と辰弥の絵、この文章の最後に掲載)を描くために購入された若衆人形を、私がずっと預かっていたのですが、この度めでたくお譲りいただきました。   m/--\m

前にも、ところどころで紹介してきましたが、今回改めてご紹介をさせていただきます。
で、ただ前のままでも芸がないので、羽織を取って着物姿にいたしました。そうしますと、ますます艶っぽくなりまして一段と美しくなりました。藍色の着物に彼の端正な顔つきが実によく合っています。ただ、残念なのは、着物がすこし焼けてしまっているところですね。とくに襟元が色あせていましたので、今回は扇子でちょっと隠しました。

え、これ以上脱がせられないかって? ・・・やろうとすれば、間違いなく彼の長刀でばっさりでしょうね(笑)

全身の姿
tatsuya1.jpg

後ろ姿、柳腰ですねぇ。ここは焼けていませんので、元はこの色だったんですね
tatsuya3.jpg

『男色を描く』の表紙に使われた大竹直子さんの絵「西鶴と辰弥」
辰弥と西鶴1.JPG
着物と柄が同じですね。大竹さんは、単なる想像でなく、こうした人形を手に入れて、それを写生しながら漫画を描くのですね。その姿勢にプロの世界を感じます。
我々文学研究者も、ちゃんと想像(妄想)するためには実物を見るための手間・足労を惜しんではいけませんね。

以上です