若衆関連、私の一推しグッズ?ネタ?(8) 大竹直子

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アンティーク羽織裏仕立て直しの名古屋帯二本
大竹直子

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(歌舞伎若衆の名古屋帯)

こちら京都のリサイクル着物店の東京支店で購入した歌舞伎を題材とした名古屋帯です。
おそらく昭和初期あたりの男性の羽織裏を帯に仕立て直しているものと思われます。

足蹴にされている曽我五郎と思しき人物もイケメンですが、柄が髑髏のようにも見える団扇を持った若衆がなんとも妖艶です。

この若衆の絵は、若女形が吉原の遊女の役を演じているのでしょう。髷の形などから元禄の風俗だと考えられます。さすが元禄文化の中心になった京都のリサイクル着物店の商品です。

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(大津絵の名古屋帯)

同じお店で、こちらの帯も購入しました。
滋賀の大津絵がモチーフになっております。

鷹匠の若衆が、藤娘より美しいと感じるのは私の若衆贔屓の目の錯覚でしょうか?
これらの帯は二本とも締めやすくて何度か締めて外出しましたが、外国人の観光客の方々にご好評をいただきました。

私の趣味のコレクションが、日本の若衆文化顕彰の一端をちょこっとだけ担えますと嬉しいです。